11-12 バルサのカタチ その2 [サッカー]
いろいろ試している、その内容がホントにいろいろ。
いわゆるCBキャラ抜きとか、CB置いたら、
プジョル・ピケでその前にチアゴを置いてみたりもしている。
それでも形になるところが、このチームがフォーメーションでの約束事で
成り立っているいるのではなく、動き方の約束事によって成り立っている
ことで可能になるのだろう。
常に間に入り続ける、スペースを使う。
人が動くのではなく、
ボールを相手のとどかないところを通すために人が動く。
これを皆んなが常時やり続ける。
すると、予測不能な動きが生まれる。
誰が、どこに、いつ、出てくるのか、それが予測不能のなのだ。
ボールが動く、それを見ながら自分が動く、仲間も動く、その結果相手も動く、
それを見ながら自分が動く、仲間も、そしてボールが、相手も、、、、、
とボールが動けば動くほど、動きが徒然なるままに。
メッシは神出鬼没、その動きで、だれもいないところを見つけては、そこに向かって
ペドロが、ダニが、ビジャが動き、シャビが回し、
イニエスタはCGのようなボールコントロールを見せ、メッシはゲームのように振る舞い、
ボールは最後に行くべき場所、ゴールの中に導かれていく。
動き続けるうちに、シャビがゴール前でフリーになったり、プジョルがセンタリングに
ゴール前で足で合わせる場面が生まれる。
バルサにとっては、そこにボールがあるからここにあいつがいることは必然だけど、
相手から見ると、何がどうなっているのか理解不能。
守備は無い。
あるのはボール奪取。
取られたら取り返す?
いや相手がボールを持っているのが我慢ならないだけ。
言ってみりゃ、子供のサッカー。
そう、つまりサッカーの原点。
ボールと戯れ、ゴールに入れる。
それが楽しい。
だから、見ていても楽しい。
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