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2011-12 クラシコ in カンプ・ノウ [サッカー]

素晴らしきカンプノウ。

入場シーンは格別。
スタンドは、ブラウグラナとカタルーニャカラー。

歌は最初だけスピーカ、そして歌声がつなぐ。バルサ、バルサ、バールサ!!!!!!!

そしてレアルスタメンコール時のすざまじきブーイング。

そしてバルサのスタメンに名を連ねるのは、チアゴ、そしてテージョ。
セスク、ピケはベンチ。
今シーズン山の三連戦、CL1st - クラシコ - CL2nd。

バルサのスタートは3バック、アウヴェスは右のトップへ。
位置的には、プジョル vs ロナウド。アウヴェス vs コエントラン。

攻撃的なバルサ、しかしレアルも2度ほどシュートチャンス。

13分オフサイドながらテージョがボールを受けてシュート。やってくれそう。
14分ロナウドに足をかけてブスケッツに黄紙、早いかな。
17分、左からのCK、ぺぺがヘッド、こぼれたボールにケディラが詰めてレアル先制、
まさにバルサの弱点(しかもピケ抜き)を一発で突いたレアルが、カンプノウに静寂をもたらす。

20分、テージョがシュートもう一発、ゴール左にそれる。
その直後、ロナウドシュート、こっちは右にそれる。

22分、アビダルに贈る拍手。

ここまでエジルがよく守っている、効いている。

26分、メッシからシャビへ阿吽のスルーパス、シュート、しかしわずかに多分カシージャス触ってゴールわずかに左に。
大舞台でよくやる、メッシ・シャビの役割逆転。

30分、何というか少しづつ合わないバルサのリズム。
迫力ある攻撃っていうシーンが無いのは、ジワジワ行く、スピーディに行く、この得意なやり方に持って行け無い。
スタンドの雰囲気も乗り切れない感じ。
ちょっと距離感が遠いかな。

44分、雨。

予想外の RMA 0-1 BAR での折り返し。


バルサが雨のピッチに先に登場。交代なし。

46分、メッシを引っ掛けて Xアロンソに黄紙。

レアル陣内に押しこむバルサ、リズムを掴むことができるかバルサ。
できない。
雨止んできた。

53分、チアゴからテージョに出て、フリー、力んで外す。
ここまで一番シュート打っている、が、だんだんゴールから遠くなってきた。焦り?

バルサの距離が遠く感じるのは、全体に動きが少ない。
ボールホルダーにジワリ近づくイメージだけど、この試合はその人数が少ない。
もう2,3人動かないと、レアルの守備がズレてこない。
結果プレーの選択肢が少なくなって読まれやすい。

68分、シャビout サンチェスin。

69分、やっとバルサが人をかけて攻めこむ。
メッシ中央突破、イニエスタが絶妙ヒールで流し、テージョがシュート、そのこぼれ球をアドリアーノがシュート、これのこぼれ球に詰めていたのはサンチェス、押し込んでゴール。
カンプ・ノウのスタンドが一気に沸騰、やっと、1-1。

72分、CR7が行く。さっきのゴールで完全に攻撃モードだったバルサの隙を、裏を突いてエジルが出す。
そこにトップスピードのロナウド、カシージャスを抜いてゴール。
とうとうカンプ・ノウで決めた。
73分で RMA 2-1 BAR。

ここで、ディマリアout グラネロin
アドリアーノout ペドロin。
と両軍動く。
80分、テージョout セスクin。
88分、エジルout カジェホンin。
90+2分、ベンゼマout イグアインin。
でも特に変化は起きない。
この試合ペップさん、スターティングメンバーで決める以外の筋書きが無かったのか。
終盤に万全ではない主力を出さざるをえない時点で厳しい。
なんとなく、チーム内がうまくいっていない雰囲気。攻めたい気持ちを抑えたロンドンの影響?
テージョ・メッシの連携は全く改善せず。

いつになく荒れない、クリーンな展開だった。そんな展開のほうが勝ててしまうんですねレアルは。

そして終焉。


今シーズンの攻撃型バルサは、両翼を高く広く、
真ん中は幾分低めから、人多く、柔軟に、そして最後列を伴って相手陣に入り込んでいく。
この試合もそれをしたかったのだけれども、どうにも体の重いバルサの面々は、
うまく距離を縮められない。レアルの面々は同様のハードスケジュールにもかかわらず、
気持ちも体も充実していた。このあたりさすがモウリーニョのモチベータ能力。

ペップさんは重いチームの状況からテージョ、チアゴのチョイスなのだろうけど、
バルサの場合は、数人元気でもダメで多数派の状況に引っ張られる。
そしてその重さは時間の経過とともに増していき、イニエスタは消えていき、
シャビは交代、ブスケッツも黄紙、メッシも突破の回数が減っていき、
交代で入ったペドロも絡めず、アウヴェスは下がり気味になって危険度が減り、
セスクの得点力は不調のまま、体調もイマイチで変化をもたらすことは出来ず、
スタンドは落胆していき、その空気がフィールドへ、悪循環この上ない。

バルサの攻撃が迫力をもつのは、
アウヴェスが中に入ってきて、メッシとの距離が短くなった時、
シャビが上がってきて、メッシより前に行く、または、メッシとの距離が短くなった時、
イニエスタが中央に、縦に突破し、その近くにメッシがいるとき、
そして、これらのプレーが行われている時に、その周りをバルサの選手が囲んでいる時。

サイドアタック、縦のスルーパスといった普通の攻撃の中にこれらのプレーを混ぜる回数が
どれだけ増やすことが出来るかが、バルサの出来。

そのためには、たくさんいる MFたちが神出鬼没でいろんなところに顔を出す必要がある。
つまり動き続けることが必須条件となる。
この動き続けるは一人ではなく全員、動いた結果できるスペースに次の人が、そこにまた次の人が
と連鎖し続けるのが強み、絶え間なく頭を使いズレ続ける。

中二日でアウェイ有りのビックマッチ連続の影響なのか。

それよりも、先のスタンフォード・ブリッジでアウェイ用のゲームをやって、
この時の90分間の体力温存、低いテンションがチームのリズムを狂わせた気がする。

人は一度、緩い状況になった後にテンションを上げるのはとても難しい。
それが、ビックマッチでも、カンプ・ノウでも、相手がレアルでも。
その意味では、また2日後のカンプ・ノウでのチェルシー戦も苦戦が予想される。
結果論だけど、スタンフォード・ブリッジで前半一気に押し込んで、アウェイゴールとって、
相手をあきらめさせて、後半ポゼッションに終始したほうが、クラシコに対しては良かった。

バルサは、残るチャンピオンズリーグのタイトル奪取にも注力できる、と言っても、
この試合の落胆からそう簡単には立ち直れないはずだ。

思っていたのとは違うけど、追い込まれたバルサが、主力メンバーを休ませてアーセナル戦を戦ったチェルシー相手にどんなプレイを見せるのか。
カンプ・ノウでの勝利で、リーグを事実上モノにしたノリノリのレアルと、
リーグを捨てて地元で先勝し、ロッベンリー、とシュバイニーも揃い、地元開催の決勝戦に全てを集中するバイエルンのゲームはいかなる結末を迎えるのか。

まさかの、バイエルン・チェルシーか、
ミュンヘンで再びクラシコでリベンジか、モウリーニョ集大成か、
レアル・チェルシーのモウリーニョ縁の対決か、
ミュンヘンで完全アウェーでバルサが挑むのか、
予測不能のチャンピオンズリーグはいよいよ大詰め。
乞うご期待。
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