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Super Bowl XLVII [NFL]

ランプレーとロングパスという王道とオプション駆使の最新攻撃の新旧対決。
しかしそれを仕切るのは一歳違いの兄弟HC。

49ersはミスの多い序盤。
プレイアクションの左右の間違い。これはこれまでにも見られた。
プレイコールを変えた時の伝達精度向上はこれからの課題か。
クラウドノイズとプレイタイムのプレッシャーで雑になる時がある。
特にキャパニックのTDパスミスが痛い。
プレーコールはよくエンドゾーンでフリーのクラブツリーにTDパスをヒットできなかった。
次のプレーでサックを喰らい FG止まり。
レイブンズキッカーの新人タッカーが良い。
そして、49ersはアグレッシブというより慎重な入り。
この気持ちのスロースタートが、よく言えば終盤の勝負どころで強い、しかし離されすぎるとそうも行かない大舞台。
パス中心のレイブンスの攻撃に対し、アグレッシブにプレッシャーをかけ始めた 49ersの守備。
しかし、それを落ち着いて掻い潜り、投げ捨てにも見えたパスもロングパスとして通してしまうフラッコ。
今シーズン磨きをかけた、短距離着々 3回で10yard、ここ一番でロングの王道攻撃。

次の 49ersのシリーズも良い感じでパスで進んでいたのに、
新人ジェームスがスピンでかわす時のファンブルでターンオーバー、またもミス。
その返しのレイブンスの攻撃は、攻撃ライン密集のランフォーメーションで進み TDまで持っていく。
これぞ王道スタイル。
しかもその次の 49ersの攻撃は最初のプレーでキャパニックはエド・リードにインターセプトを喫する、またもミス。

49ersの若い攻撃陣は、試合にうまく入れず硬い。ノッてきたところでミス。
老獪なレイブンズはそんな隙は逃さない。

FGのシーンでギャンブルプレーを選択できるするレイブンズの落ち着き。あと1ヤード足りなかったけど。
もらった攻撃、リードしている、そして敵陣奥深く、守備陣に自信あり、失敗しても痛くはない。

それをパントに抑えて返しのファーストプレーでロングパス一閃、TD。 BAL 21- 3 SF。
3点よりも時間を使っての7点という結果は出来すぎだけど流れを活かすプレー選択がいきた。

49ers前半最後のシリーズは、レイブンズの反則もあって得点チャンス、
しかしレッドゾーンで、レイブンス守備が厚い。3rd&2 も完璧なカバーでパスを阻止で FG止まり。
レイブンズは、49ersを ゼロ TD に抑え前半完勝。

レイブンズがコイントスに勝って選択した後半のレシーブ、そこでなんとスーパーボウル記録の 108yardキックオフリターン TDのビックプレー。
49ersは後半、BAL 28- 6 SF で迎えることに。

その喧騒も収まらない中キャパニックの攻撃はワイドなショットガンのパスから。
しかし、3rd downでサックを喰らう。
ここで救いの?停電で試合は止まる。3Q 13:22 3rd &13 で36分間。
再開後のプレーはショットガンからプレッシャーを受けてパス成功も 1st downは取れず。

攻撃の選択肢を多くしてその中から適切なプレーを選択することで相手の守備に的を絞らせない 49ersの攻撃において QB キャパニックに要求されるのは何よりも冷静な瞬時の判断。
オプション然り、オーディブル、スクランブル、パスの投げ先も。

停電後はスーパードームの光が戻るとともにに、前半よりも少し周りが見えてきた印象。
そしてやっとクラブツリーへのTDパスが成功。
前半レイブンズに味方した、クラウドノイズが 49ersに味方する。この辺り中立地のスーパーボウルの妙。
その雰囲気にノッて 49ers守備がその実力を披露。
パスをナイスカバーで止め、ランを完璧に止め、仕上げはQBサックで 3&out。
そしてレイブンズのミスパントを、ギンがナイスリターン。
敵陣 25yardからの攻撃を 2プレーで TDに持って行き、瞬く間に 14点を取ってしまう。
爆発力のある 49ersの得点力、実はタレント揃いの守備陣がカギを握る。
しかもここでレイブンズ守備の先陣ナタがケガ。流れは一気に49ers。BAL 28- 20 SF。
更にその守備が炸裂。パスキャッチ後のライスのファンブルを誘発しターンオーバー。敵陣 24yard からの攻撃。

この最初のプレー、オプションではないラン体型から エンドゾーン付近のTEへのパスが少し雑な印象で失敗、
そしてピストルからのゴアのランは止まり、左バンチのピストルで、ギンへのエンドゾーンへのパス失敗。
この間オーディブルは無し。
レイブンズ守備陣は意地を見せる。そして 49ers唯一の不安キッカーが FGミス、が、ラフインザパッッサーでその失敗が無しに。まだツキがある。
救われたキッカーエイカーズは蹴り直しを入れる。ドタバタ劇で BAL 28- 23 SF、3Q 3:10。
ここで TDなら停電のお陰で 49ersが勝利、のシナリオだが、勝利の女神はそんなにウブではなかった。
FGではなくギャンブルでキャパニックのランなら、女神の心を惹けたかも。

49ers守備はピアースのランを2回止めて 3rd & 3から、フラッコがショートパスをキッチリ決めて 1st & 10。
この冷静さが今のフラッコの強み。
確実に短い距離をとりながら、時間を使いながら相手の勢いを削いでいく。長くを求めず3回で10yard。3Q終了。
そしてこの間の時間がまた 49ersの勢いを止め、レイブンズは冷静さを取り戻す。
確実に進めていくレイブンズ。どうしても FGに抑えたい 49ers 3rd & GOAL でパスを選択したレイブンズを止めた 49ers。BAL 31- 23 SF 4Q 12:57。

「動」の 3Q をしのいだレイブンズが試合を 4Qに「静」に戻すこができれば勝ちだが。

8点リードのレイブンズは短く進まれるのは OKであり時間を使ってくれれば良い。
そんな中キャパにックは 49ersらしく色々なフォーメーション、プレーで進んでいく。
仕上げは、キャパニックのウィークサイドへのTDラン。
しかし同点を賭けた 2ポイントコンバージョンは失敗。BAL 31- 29 SF 4Q 9:57。

49ers守備は 3&out かと思われたところでパスインターフェアの反則。
そしてレイブンズは自力で 1st downをとる。時間を使う。
3rd & inches からフラッコはキッチリパスを通す。
これを止めきれなかった 49ers守備陣は、少し動きが重くなったか。時間は進む。
49ers守備はそのタレントを実力を見せられるのか。
3rd & 7 ここで守備の反則で 3rd & 2に、しかし止めた 49ers。さすがの守備陣。
ともあれ FGに押さえて BAL 34- 29 SF 4Q 4:19。

49ersの攻撃はリズムよく進む。4Q 2:39 1st & GOAL、2nd & GOAL(5yard) で 2:00。
少々早く進みすぎて時間がある、距離はない、時間は使えない。TDが必要。難しい。

パス失敗、そしてオーディブルをしてディレイギリギリでタイムアウト。4Q 1:55。
大好きなクラブツリーへ再度パスを試みるが失敗、そしてギャンブル。
ピストルフォーメーションからのパスはまたもクラブツリーへ、
失敗。

最後、ここ一番、オプションを出せなかった、自分たちの攻撃に、自身の選択に自信を見いだせなかった。
ピストルから、3人のレシーバーを出し、2人には一瞬パスを通せる瞬間があった。しかし選択できなかった。
しかし、この時のキャパニックには「15」最愛の、ノーチャンスのクラブツリーしか目に入っていなかった。
レイブンズは知っていた、ここでのキャパニックの選択がクラブツリーであることを。

クラブツリーへのTDパス失敗で招いたこの展開を、クラブツリーへのパス失敗で THE END に。
女神は、一方的な展開はお気に召さず、3Q 暗闇の魔法をかけ輝いたキャパニックたが最後は、
自分のやり方への自信が強かったなものに微笑んだ。
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