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5000/1 のハッピーエンド [サッカー]

プレミアリーグの優勝で皆に祝福されるなんていうことは無い。
でも今回は別。

昨シーズン降格危機から残留を決めたような、
オイルマネーとは無縁のタイ人オーナーの低予算チーム。
この庶民的なチームが献身的ハードワークで、
金満クラブの差し置いて優勝を決めた。
サッカーが庶民のウサを晴らしたのだ。

もちろん、頑張りだけで優勝できるほどプレミアリーグは甘くない。
かと言って、金だけで勝てないこともこれまで何度も証明されてきた。
チェルシー、シティ、ユナイテッド。
ビッククラブでも節約することでずーっと勝てないアーセナル。
スアレスを売った金をうまく使えなかったリバプール。

昨シーズン優勝のチェルシーの躓きは驚きを持って伝えられたものの、
モウリーニョのやり方は、優勝した次のシーズンも若いフットボーラーが
頑張れるものではない。この人は優勝請負人だけど、常勝軍団は構築できない。
勝つためだけに指揮をする限界。
これとは真逆なのがアーセナル,ベンゲル。こちらはサッカーが好きで、
やりたいサッカーを追求する。結果、ここ一番勝てない。
スピードと技術の追求は、最高の質を求めると選手は限られ、選手の故障を招く。
結果、休みのないタフなプレミアリーグでは勝ち切れない。

マンチェスターの両雄。
ユナイテッドは、常勝ファーガソン軍団以後、模索が続く。
二年目の監督ファン・ハール、この戦術好きを救ったのが、
ルーニーらの故障離脱で起用した若い才能に救われたのがなんとも皮肉。
そして、監督交代のタイミングを逃してしまう。

シティは、チャンピオンズリーグとプレミアを両方狙うのはまだ早いのか。
その要因を監督と判断し、グラウディオラを確保するあたりが、このチームの本気。
今シーズンは、どちらかと言えば CLに重きを置いたわけでこの結果は想定内か。

リバプールは、スアレス・ジェラードロスを、クロップで埋めようとしたわけだけど
話題性は抜群だったけどシーズン途中からでは、クロップのサッカーは実現できない。

というわけで、上位予想のチームが自滅する中、
得点取れるけど、とられるチームだったレスターが、シーズン進むうちに
負けないチームに変貌していく。守り方を会得していく。
カップ戦なども早々に見切り、目の前のリーグ戦を戦っていく、全力で。
無名の選手たちは、代表に呼ばれるようにもなり、その経験を活かす。
注目されても、奢ることなく献身的に走り続けた。
最後は、オールド・トラフォードで8分に先制されながら、前半に追いつき、
守り切って引き分けた。これ、実力。
献身、成長、団結、これが皆の心に響く。
その結果としての優勝が感動、喜びをもたらしたのだ。

ここに、岡崎慎司がいたことで、このストーリーをより身近に感じられた。

おめでとうレスター。
ありがとうレスター。
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