こまったものだ

人類は毎度過ちを犯す。

過信。

神にもなった気になってしまう。

何かを手に入れた時。
何かを見つけたとき。
何かを制圧したとき。

しかし、何も分かっちゃいないし、何ができるようになったわけではないのに。

これまで、一度も。

そしてその後滅びていく。

この世のことはどんなにわかったつもりでも、まだまだその先に続いていく、永遠に。
それがわかるのはあの世に行った後の話。


原子力も。

おとなしくしているうちは、人類が制圧しているように思える。
しかし、一度暴れだせば手に負えない。
悪魔をこの世に呼び出したのは人類。
しかし、悪魔を利用しようなどというのが大きな過ちなのだ。
暗黒面の魅力。

この世で人類の手に負えることなど無いのだ。

それを忘れたとき、人類は必ず報いを受けてきた。


地球は生まれて以来、穏やかだったことなど無いのだから。
わかったつもりでも、それは結局、ほんの一部分に過ぎない。
いつになっても人類は同じ過ちを繰り返している。