Lions vs Fighters at SEIBU DOME (Jul 2) [野球]
なかなか良い席での観戦。バックネット裏。
先発、L:涌井、F:武田(勝) は投手戦のはず、との思いで試合観戦。
涌井はボールが散らかって苦しい投球ながら、0スタート。
武田はらしい投球、ゆるいボールを効果的にというか、いっぱい使いLions打線を翻弄。
しかし、涌井は2回に早くも失点を喫する。
先頭の稲葉がカウント1-2からセンター前ヒット、続く小谷野もセンター前に運ぶ。
調子の上がらないホフパワーをレフトフライにとったのだがここで、稲葉が二塁からタッチアップで三塁へ、ここで左翼浅村からの早急の中継に入った遊撃中島の送球が走者稲葉のヘルメットにあたり三塁ファールゾーンを転々、の間に稲葉生還で先制を許してしまう。
そして、3回、1番からのFightersの攻撃、一死から初先発杉谷を四球で歩かせてしまう。
初球に盗塁を許し、一死二塁。3番糸井は次の投球を左前に運び、杉谷を迎え入れる。
更に、4番中田の初球に糸井も盗塁成功、しかも送球ミスの間に三塁に進む。
中田を歩かせて迎えるは稲葉。稲葉は2-2からまたもセンター前に運んで追加点、L:0-3:F。
その後は涌井も押さえて、7回の代打フェルナンデスの2点本塁打で追いすがる。
しかし、その裏先頭の杉谷に遊撃に内野安打を打たれる。そしてまた盗塁を許す。
糸井は打ちとり迎えた4番中田。1ボールの後の甘い直球を綺麗にセンター左に安打を許しせっかく詰めた点差をまた開かれてしまう。磐石のリリーフ陣を要するFighters相手には厳しすぎる失点。
3位から日本一になった時、あれは勢い、熱さでたどり着いた結果だった。
しかし、この試合は熱さを感じなかった。
このチームの選手の能力は素晴らしい、特徴というか自分の売りを持っている。
それは、あの常勝軍団と呼ばれていた時から変わらない。
では何が違うのか。
プロ意識。
長丁場のペナントレースの全試合に、本気で取り組めるのか、集中力を高いレベルで維持できるのか。
かれらの能力を以てすれば、優勝争いはあたりまえのはず。
しかし、そうなっていない。
気持ちがのりきらない、熱さが足りない。
プロとは、気持ちで集中力を下げない、気持ちで更に集中力を高められる。
Fighters は基本集中力は高め、そして「ここ」という時にチームで集中力を上げられる。
この差が試合の結果に繋がっている。
稲葉が、左翼飛でも悪い体制でキャッチすると見るや二塁からタッチアップ。
初先発の杉谷に盗塁のサインを出し、この成功をスイッチにして一気に攻める。
集中し、隙を突き、あっという間に得点する。
面白いのは、Fightersは応援もチャンスにはチャンスの応援をして選手とともに攻めるところ。
どんな場面でも同じ選手に同じ応援の Lions とはこのあたりも司式が違う。
常勝Lions を見るような試合運び。
大事なところでは走者を返す意識での打撃の中田が清原に見えてくる。
この Lions と言うチーム、どうも大人になれない。というかプロになれない。
ここを打破するのは、大変。気持を鍛えていくことが実は一番難しい。
しかし、一度その集団の意識が上がれば、そこに参加することで高い意識が伝播する。
(低い意識の伝播は更に早いところが怖い)
ノリノリの野球は面白い。面白いが、ペナントを取るのは難しい。
もちろん、日本一を目指すなら、クライマックスで勝つための戦略を描き、
気持ちのピークを持っていけば可能かもしれない。
はたして、Lions はどこに向かっているのだろうか。
観に行く人にとっては、どんなファンサービスよりもまず、
いつもきちっと試合をする Fighters の方が応援のしがいがあるのは確かだ。
先発、L:涌井、F:武田(勝) は投手戦のはず、との思いで試合観戦。
涌井はボールが散らかって苦しい投球ながら、0スタート。
武田はらしい投球、ゆるいボールを効果的にというか、いっぱい使いLions打線を翻弄。
しかし、涌井は2回に早くも失点を喫する。
先頭の稲葉がカウント1-2からセンター前ヒット、続く小谷野もセンター前に運ぶ。
調子の上がらないホフパワーをレフトフライにとったのだがここで、稲葉が二塁からタッチアップで三塁へ、ここで左翼浅村からの早急の中継に入った遊撃中島の送球が走者稲葉のヘルメットにあたり三塁ファールゾーンを転々、の間に稲葉生還で先制を許してしまう。
そして、3回、1番からのFightersの攻撃、一死から初先発杉谷を四球で歩かせてしまう。
初球に盗塁を許し、一死二塁。3番糸井は次の投球を左前に運び、杉谷を迎え入れる。
更に、4番中田の初球に糸井も盗塁成功、しかも送球ミスの間に三塁に進む。
中田を歩かせて迎えるは稲葉。稲葉は2-2からまたもセンター前に運んで追加点、L:0-3:F。
その後は涌井も押さえて、7回の代打フェルナンデスの2点本塁打で追いすがる。
しかし、その裏先頭の杉谷に遊撃に内野安打を打たれる。そしてまた盗塁を許す。
糸井は打ちとり迎えた4番中田。1ボールの後の甘い直球を綺麗にセンター左に安打を許しせっかく詰めた点差をまた開かれてしまう。磐石のリリーフ陣を要するFighters相手には厳しすぎる失点。
3位から日本一になった時、あれは勢い、熱さでたどり着いた結果だった。
しかし、この試合は熱さを感じなかった。
このチームの選手の能力は素晴らしい、特徴というか自分の売りを持っている。
それは、あの常勝軍団と呼ばれていた時から変わらない。
では何が違うのか。
プロ意識。
長丁場のペナントレースの全試合に、本気で取り組めるのか、集中力を高いレベルで維持できるのか。
かれらの能力を以てすれば、優勝争いはあたりまえのはず。
しかし、そうなっていない。
気持ちがのりきらない、熱さが足りない。
プロとは、気持ちで集中力を下げない、気持ちで更に集中力を高められる。
Fighters は基本集中力は高め、そして「ここ」という時にチームで集中力を上げられる。
この差が試合の結果に繋がっている。
稲葉が、左翼飛でも悪い体制でキャッチすると見るや二塁からタッチアップ。
初先発の杉谷に盗塁のサインを出し、この成功をスイッチにして一気に攻める。
集中し、隙を突き、あっという間に得点する。
面白いのは、Fightersは応援もチャンスにはチャンスの応援をして選手とともに攻めるところ。
どんな場面でも同じ選手に同じ応援の Lions とはこのあたりも司式が違う。
常勝Lions を見るような試合運び。
大事なところでは走者を返す意識での打撃の中田が清原に見えてくる。
この Lions と言うチーム、どうも大人になれない。というかプロになれない。
ここを打破するのは、大変。気持を鍛えていくことが実は一番難しい。
しかし、一度その集団の意識が上がれば、そこに参加することで高い意識が伝播する。
(低い意識の伝播は更に早いところが怖い)
ノリノリの野球は面白い。面白いが、ペナントを取るのは難しい。
もちろん、日本一を目指すなら、クライマックスで勝つための戦略を描き、
気持ちのピークを持っていけば可能かもしれない。
はたして、Lions はどこに向かっているのだろうか。
観に行く人にとっては、どんなファンサービスよりもまず、
いつもきちっと試合をする Fighters の方が応援のしがいがあるのは確かだ。
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