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バルサの輝きとその後 [サッカー]

組織と個の融合、これを高い次元で完成させたのが、
05-06のバルサだった。
だった、なのだ。
今期06-07は個のチームにレベルダウン。
いつかのギャラクティコ状態。
弱い相手には魅せながら勝てる、でも強者にはそうはいかない。
守りは後手後手。攻めは単発。
でも個はすごいから勝てる。でもチャンピオンズリーグではダメ。

速かった、それが05-06型バルサ。
速いのも一人ではない、皆が速い。
そうボクサーのような感じ、間合いを計って、誘って、
隙があると、ラッシュ、そしてフィニッシュ。

バルサの組織とは、つまりそのラッシュのタイミング。
FWだけではない、2列目、そしてDFまでもがラッシュ。
そのスピード、そしてそのスピードの中での正確なテクニック。
ボールの動きが乱れない、自分のコントロール中、そして相手へのコントロールも。
ゴール前の15m、そしてワイドいっぱいまでのエリア内での
動き、連動、その制度は他の追随を許さなかった。
相手は、置き去り。

守りもアグレッシブ、ゴールを守るのではなく、
ボールを奪取し華麗にゴールするために。

このチームとしての動きが、ここ一番の大舞台で、
そして強者に対してこそ輝けた。

しかし、今期は動きが少ない、遅い。
個人技頼り。落ちていったレアルみたい。

あのテンションの高いサッカーは何年も継続できるものではない。
疲労は想像以上だろう。

しかしチームは、過去の栄光に負けてしまった。
あのまま行きたい、あれを続けられれば勝てる、と。

しかし続けられるほど簡単ことではなかった。

成功を継続するためには、破壊と創造が必要だ。
しかしそれには勇気が必要だ。
アグレッシブな気持ちを満ち続けなければ成功も継続できない。
理屈は簡単だけど実行はとても難しい。
そう、それが、伝統のバルサであっても。


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