NYJ vs PIT AFC championship [NFL]
エースQBで、キャプテン。
いや、ベン・ロスリスバーガーは、スティーラーズのキャプテンで、QB。
彼の使命は、チームを鼓舞して勝利に導くこと。そのなかで、ここ一番、
どんな厳しい場面でパスを決める。
AFC championship
ピッツバーグ スティーラーズ 対 ニューヨーク ジェッツ
ゴリゴリ、ゴリゴリ スティーラーズの攻撃は進む。
「鉄」のニックネームにふさわしいスティーラーズの攻撃は、厚く、重く、固い。
スティールカーテン、まさにそんな感じ。充実の1Q。
極寒のピッツバーグを熱くするこの攻撃。街のキャラに合っている。
熱い攻撃に為す術のないジェッツ守備。
あれよあれよ、NYJ 0 - 17 PIT。
スティーラーズの鉄っぽさの象徴は攻撃ライン。
重く、硬く、柔軟でもあるカーテンがロスリスバーガーを守る。
このカーテンをジェッツ守備はどうしてもくぐることができない。
テンション上々のスティーラーズディフェンスは、全くノレないジェッツオフェンスにさらに襲いかかる。
3rd 17yard から QBにブリッツが突き刺さし、ファンブルそしてリカバーTD。
NYJ 0 - 24 PIT。
前半は スティーラーズのモノ。しかもそれが得点になっている。
前半成績、NYJ
RUN:1y
PASS:49y
1stDown 5回
得点3
ジェッツは良いところ無し、何もさせてもらえず。
ハーフタイムで流れを取り戻せるのか。最後のドライブで 3点とれたことだけが救い。
後半最初のジェッツのドライブ、最後はサンチェスがロングのTDパスを決めて。 NYJ 10 - 24 PIT。
これは流れを変えるには十分の展開。
ディフェンスもここで奮起出来ればゲームは一気に分からなくなる。
そして、ジェッツディフェンスがとうとうスティーラーズの攻撃を止めた。これで流れは中立。
次の攻撃シリーズ、4th down inch でジェッツは鉄のカーテンをくぐれない。
気合のスティーラーズ守備はここを止める。
スティーラーズの守備 はすごい、って行っている間に、
スティーラーズの1st down 10であろうことか、エクスチェンジミスでまさかのセーフティ。
NYJ 12 - 24 PIT、で再度攻撃権はジェッツに、ここがニューヨークなら一気にいけるが、
しかし、ここはピッツバーグ。
定まらない試合の流れはうつろい続ける。
ジェッツの攻撃は、その後のドライブをパスとランを織り交ぜてすすめ、最後はきっちりTDにつなげて
4Q残り 3:06 でNYJ 19 - 24 PIT。
チャンピオンシップの名にふさわしい試合展開。
このキックオフ、ジェッツはオンサイドではなく普通のキックを選択、
しかし、スティーラーズにリターンを40ヤードラインまで戻されてしまう。
そこからのスティーラーズの攻撃は、ランを中心にパスもちゃんと交えて
ラインの人数を増やし、密集させて、着実に、確実に前進することに成功。
攻め方を見つけるのに、ほぼ前半を使ってしまい、スティーラーズの攻撃ラインを
崩す決定的な方法を見つけ出せなかったジェッツに勝ち目はなかった。
3rd downでも冷静に、崩れたラインをものともせずに僅かな隙間にパスを通して勝利が確定。
このシリーズが、ロスリスバーガーの真骨頂。
派手さはなくとも、自分が主役ってわけでもないが、攻撃陣を落ち着かせ、集中力を保たせ、
自分もきっちり仕事をする。足首テーピングでぐるぐる巻きでも
鼻骨折してもプレーを続け、自らのタッチダウンランで得点を上げた
この男の心意気にチームも、そしてファンも呼応してつかんだこの勝利。
「強い」という言葉がぴったりかも。
THE FOOTBALL というチームがスーパーボウルへ。
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