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SUPER BOWL LIII [NFL]

SUPER BOWL LIII  
@Mercedes-Benz Stadium, Atlanta, Georgia,

New England Patriots (NE)
T.ブレディ(41)+B.ベリチック(61) =(102)
vs
Los Angeles Rams (LAR)
J.ゴフ(24) +S.マクベイ(33) = (57)

今期のNFLのトレンド、若きQB vs ベテランQB
更に、各スポーツに現れつつある若き監督、
その筆頭であり成功者でもある最年少33才でSuperBowlに導いたS.マクベイ対
ブレイディとのコンビでなんと9度目のSuperBowlに導いたB.ベリチックの対決。

ベテランQB リーバースを退け、若きMVP QB マホームズに競り勝って
Super Bowlにたどり着いた NE。
プレスコット、記録づくしのベテランQBブリーズに勝ってSuperBowlにたどり着いた LAR。
頂上決戦に相応しいこの両チームの対戦は、アグレッシブなディフェンス合戦で幕を開ける。

レシーブのNE 今期作り上げてきたランを4プレイ続けて、初のパス、これをLARがインターセプト。
返しの LAR の攻撃をアグレッシブな、いきなり全開のプレッシャーでラン・パス・パスを 3 & OUT。
前は激しく、後ろはきっちりマンマークで相手のQBにレシーバーをフリーに見せない。
2周間の研究と練習の成果を遺憾なく発揮する。
LAR に攻撃させない、このコンセプトどおりの 1Q NE 11:47 ボールを保持。
スコアは 0-0。

2Q早々に NEが3点先制するも、アグレッシブな守り合いは続きでも FG失敗1回もあって
NE 3-0 LAR で前半終了。

NEのディフェンスは、全力で仕掛けてすぐに終わらせるという集中力を見せ、これが成功。
印象としては、LAR 攻撃陣の特にライン陣の心身共に疲労が溜まった感。
NEの攻撃は、数字こそ良いもののスコアが 3点止まりでフラストレーション有り。
LAR の守備は長いのは許さず、得点もさせずベテラン(71)守備コーチ
ウェイド・フィリプスの守備はうまく行っている。
攻撃は何もさせてもらえず、マクベらしい仕掛けを出すきっかけが得られない。

NEの攻撃は、とてもオーソドックスと言うか、昔の強く硬いピッツバーグのよう。
ランを基本に、パスを出す。なんと言っても Iフォーメイションを多用する攻撃は今時珍しい。
時間を使い、相手の守備を披露させる。
それもこれも、強いというか良く訓練されている攻撃ラインが素晴らしい仕事を続けている成果。
パスもパスアタック!!というより、アンダーニースとか、スクリーンとか
10ヤード位が基本形で、取ったらはうまく走ってね。全く派手さがない。
グロンコースキーがレシーブよりいわゆるタイトエンドの仕事が多いのもその要因。


LAR は、マクベイが繰り出す新しい攻撃が魅力。
ランもパスもバリエーションがあり、RPO もうまい。
パントフェイクとかもおもしろい。
マクベイとゴフは、試合を進めてノッてくると、いろんなプレーを出し更に勢いを増す。

そして両チームは、ハーフタイムでキチンとアジャストできる。
前半悪くても、後半対策を打って打開した実績がありとても興味深い。


後半、
LARの攻撃から始まる。あわやインターセプトの後、ガーリーのランが出て 1st down。
しかし、NEの守備は相変わらずアグレッシブで結局 1st down一回だけでパントに追い込む。
3Q残り 2:15の LARのFGも、その前のプレーは NEハイタワーの -9 Yard サック。



ここまでを振り返ると、NEがロースコアゲームにする作戦で入り、
それを着実に実行してきた印象。という事は、終盤、守備が疲れてきてたところで
どこかで仕掛けて試合を決める、とう作戦を立案しこれをきっちり遂行している印象。

そしてその仕掛けがここ。
そしてその仕掛けがここ。

4TH QUARTER 残り 9:49 NE31 yard からの NEの攻撃。

Iフォーメーションから、ランのプレイアクションからの
Pass short right to R.Gronkowski to NE 49 for 18 yards

長めのハドルから、ノーバックのショットガン、WR左3、右2、右内グロンコウスキー
Pass short middle to J.Edelman to LA 38 for 13 yards

ノーハドルで前のプレーと同じようなフォーメーションから
WR左2、右3、グロンコウスキー右大外
Pass short left to R.Burkhead pushed ob at LA 31 for 7 yards

短めにハドルを組んで、前のプレーと同じようなフォーメーション、
WR左2、右3、左内グロンコウスキーから
Pass deep left to R.Gronkowski to LA 2 for 29 yards
これ、守備 2人にマーク、もう一人来てのスーパーキャッチ。

短い左、短い真ん中、短い右、そして左の奥。
ノーミスで 1st & Goal at LA 2 yard。

そして今シーズンの NEの成果であるラン
S.Michel left tackle for 2 yards, TOUCHDOWN.
キックも決まって NE 10 - 3 LAR。
5 plays, 69 yards, 2:49 drive


その返しのLAR。
パス・ラン織り交ぜて LA25 yardから 6プレーで NE27まで 48yardをドライブ。
2nd & 10 at NE 27 からのパスに NEは右サイドからブリッツ、
ゴフはその裏、右サイドの 1対1 になっている WR クックスへパス、
素晴らしい NEのブリッツのプレッシャーで、ゴフのパスは少しだけ精度が落ちる。
そのパスを、ここに来ることを想定していた CBギルモアが でWRと1対1で前に体を入れて
会心のインターセプト。

ここからの NEは、ラン 8プレーで 3:05使って NE 4yard から 67yard ドライブしてFG成功
NE 13 - 3 LAR。

ここからきっちりゲームを終わらせたNE。
これで史上最多タイの SuperBowl 6勝。
大舞台での采配は経験が必要。
T.ブレディ(41)+B.ベリチック(61) =(102)の常勝は、
合計(104才)になる来シーズンもまだ続く。

とても見ごたえのあるディフェンスマッチ、
ここ一番の集中力、充実のスーパーボウルだった。
そして、今回経験を積んだ
J.ゴフ(24) +S.マクベイ(33)はどんなチームを作り、
どんなフットボールを見せてくれるのか。次回の挑戦が今から楽しみ。




NEは、サラリーキャップのあるNFLで、昨期準優勝でサラリーが上がる中で
金ではなく、頭を使う。
金のかかるスーパーアスリートで勝つのではなく、
確実で、戦術理解ができ、チームが勝つことに集中できる人を集めて鍛える。


ロングショット用のWRがいない、グロンコースキーが怪我がちなので
ブレディがいても、基本、ハイパワーな攻撃ができない。
強い相手には、ハイパワーな攻撃が多い。
その中で頂点を、SuperBowlを勝つにはどうするか。
相手に攻めさせない、自軍は確実に進め点を取る。
そのために、ランプレーを強化、守備は、ミスを最小限にして、
アタックする時に確実に相手を潰す。

これをシーズンを通して鍛えて完成させるとして、それを
目指した舞台で存分に発揮し、結果を残した。

経験を活かして、目的、目標、コンセプト、準備、訓練、結束、
すべてをキチンと、抜かりなく続ける。
続けるために絶対必要な勝ちへの渇望を全員で共有させる。

この勤勉さが、人が変わっても常勝軍団で有り続ける所以、
ということを再確認させられたゲーム。


正しく努力し続けることの大切さ、愛国者たちが見せたこの結末は、
D.トランプを選んだ国とは思えない。
これはアンチテーゼなのか、教示なのか。

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Super Bowl LI @NRG Stadium [NFL]

1QTR NE 0 - 0 ATL
前半を終わって NE 3 - 21 ATL。

前半終了時のスタッツはまた面白い
NE / ATL
RUSH 35 / 86
PASS 175 / 103
TOTAL 210 / 189

ファルコンズは狙い通りランを出せている。

POSS 19:35 / 10:25
これまた、ファルコンズの形、短い時間でスコアする。

TURNOVERS 2 / 0
そしてこの 2を 14点につなげたファルコンズ。

その時点でこの試合の結末は想像できない。



今シーズン出場停止から復帰した試合でのブレディは
キックオフから気持ちが入り集中力に満ちあふれていた。
完璧な試合運びで完勝。
ブレディの気持ちがチーム全体に波及して、彼だけではなく
集団としての集中力が高まっていた。

しかしこの試合の前半は、緊張と言う事でもなく、なんとなく気持ちが入り切らない、
一体感のないスタートをそのまま引きずってしまった印象。
それが慣れだとすればそれはまた贅沢な悩みなのか。
ペイトリオッツの攻撃はパスドロップやミスコミュニケーションが多い。

しかし、このチームの凄みは修正能力と、本気を出したときの一体感と集中力。

後半ので出しは、両チームパント。NEは更にパント。
この試合、守備は両チームともに良い動き。反則も少ない。

3QTR 残り 8:31 で NE 3 - 28 ATL 
ベリチックヘッドコーチも流石に、なにしとん、って表情。
もう、文字通り崖っぷちに追い込まれた状態。

その返しの NEのドライブも 3RD downに追い込まれながら
なんとか進んでいる、リズムはまだ無いながら。
ファルコンズの引いた、長いのをケアした守りの中で
3rd down 3 にエデルマンのパスというスペシャルプレーも実らず、
ここで 4th downギャンブルが辛うじて成功。
でもまた 3rd down 3、ここはブレディのスクランブルで事なきを得る。

13プレー、75yard 6:25 使ってやっとホワイトへの TDパス成功。
キック不成功。
3QTR 残り 2:06 で NE 9 - 28 ATL。
ファルコンズとしては、時間を使わせたのでまあ、良いでしょうという感じ。

流れを変えるべく、ベリチックはオンサイドキックを選択、
あわや成功かというところ、しかし先のポイントアフターを外したキッカーが、
更に10yard以内でボールに触り反則を取られるおまけ付き。
流れに乗れるきっかけすらつかめない。
相手陣40 yardからファルコンズの攻撃。

ここでファルコンズ QBライアンのヘルメット内無線不具合でタイムアウトを取る。
あと 1QTR 19点差だからこそ。この後のプレーで危うくサックされそうになる。
結局ファルコンズはこのシリーズパント。
このパントでのディレイオブゲーム、故意に。3QTR終了、NE 9 - 28 ATL。

ブレディが過去逆転した最大点差は 24PTS、このゲームはの点差は最大 25PTS
この大一番で人生最大の大逆転を演じることができるのか。
ブレディ残された時間は、1QTR 15分、自身の攻撃は 自陣13YRDから。
しかしこの攻撃も、バシバシパスがヒットするということではなく
ラッシュを嫌ってかショットガンを多用するがサックをされながら
中距離パスをなんとか決めてやっと FG。
まだ、リズムはイマイチ。
4QTR 残り 9:44 で NE 12 - 28 ATL。6+2 ×2 の点差。

時間を使いに行くファルコンズ、しかし 3RD &1。
ここでファルコンズの選択はショットガンで左バンチ、
ペイトリオッツは、10人前に集めて基本的にランケア。
ファルコンズの選択はパス、守備はキッチリパスに対応、想定内。
ペイトリオッツのラッシュは5人、MLBハイタワーは QBから見て右側サイドから
ブロックに来た RBフリーマンを難なくかわしてQBへ、
ファンブルフォース、そして守備がリカバー、この試合初のターンオーバー。
ペイトリオッツは、相手陣 25yardから攻撃開始、4QTR 8:24。

しかし、ファルコンズの守備はまだまだアグレッシブ、いきなりサックをかます。
パスを通すもゲイン無しでいきなり 3RDdown、しかしここでパスを決めてダウン更新。
その後、パス4本連続成功で TD ここにきて、守備がビックプレーで起動した本気モード、
これぞペイトリオッツのシンクロ、完璧なタイミング。
2ポイントは、ダイレクトスナップからのランで決めた。NE 20 - 28 ATL 4QTR 5:56。

気がつけばファルコンの尻尾に手が届くところまで詰め寄った。

その返しのファルコンズは RBフリーマンへのショートパスからのロングゲイン、
1プレーで 50yardまで、その後、スーパー Jジョーンズのライン際のマジックキャッチで更にゲイン、
敵陣 21yardまであっという間に進む。
ライアンの走りながらのピンポイントパスに、ジョーンズのスーパーキャッチ。
こちらはザ・ファルコンズという攻撃を披露。
しかし、ここでペイトリオッツの守備がサックを決めてフールドゴールレンジから追いやってしまう。
何という攻防、これぞ頂上決戦。ペイトリオッツの底力、結局、パントに。
ペイトリオッツ自陣 9yardから残り 3:30。

ブレディまた、3RD&10、しかしそこからパスでのダウン更新のスタート、
ファルコンズのアグレッシブな守備が続く。

エデルマンへのロングパスは、守備に触られ、ボールが踊り、ほんのギリギリ、
相手の足に跳ねたボールを地面すれすれで確保し、ダウン更新。これまた素晴らしい集中力。
この流れを活かして、更にパスを決めてダウン更新。ここで2minuits。
更にパス、もう一本パスで、もう残るは inch、ここはランで TD。
素晴らしい連続攻撃、またも極シンクロモード。2ポイントもパスで決めて同点。
NE 28 - 28 ATL 4QTR 0:57。


ペイトリオッツのレシーブで、Super Bowl 51回めで史上初の延長線へ。
自陣 25uardから
パス(ホワイト)左、
パス(アメンドラ)右、
パス(ホーガン)左、
パス(ホワイト)左(LOSS)、
パス(エデルマン)中、
スクリーンパス(ホワイト)、
パス(ベネット)右(失敗・反則)、1yard。
パス(ベネット)右(失敗)、
ラン(ホワイト)右で TD。
8プレー、75yard、3:58のリズミカルな、ブレディ自身最大得点差を
逆転延長決勝TDドライブで完結。
ブレイディ&ベリチックの集大成。

NE / ATL
RUSH     104 / 104
PASS      442 / 240
TOTAL   546 / 344
POSS 40:31 / 21:27
TURNOVERS   2 / 1

1 2 3 4 OT
NE 0 3 6 19 6 34
ATL 0 21 7 0 0 28

なんとまあ、ホントに長い戦いだった。スーパープレイも見せながら、攻守ともに素晴らしい、
プレイクロック60分、4時間を超える試合は、頂上決戦の名にふさわしい歴史的一戦だった。

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Super Bowl XLVII [NFL]

ランプレーとロングパスという王道とオプション駆使の最新攻撃の新旧対決。
しかしそれを仕切るのは一歳違いの兄弟HC。

49ersはミスの多い序盤。
プレイアクションの左右の間違い。これはこれまでにも見られた。
プレイコールを変えた時の伝達精度向上はこれからの課題か。
クラウドノイズとプレイタイムのプレッシャーで雑になる時がある。
特にキャパニックのTDパスミスが痛い。
プレーコールはよくエンドゾーンでフリーのクラブツリーにTDパスをヒットできなかった。
次のプレーでサックを喰らい FG止まり。
レイブンズキッカーの新人タッカーが良い。
そして、49ersはアグレッシブというより慎重な入り。
この気持ちのスロースタートが、よく言えば終盤の勝負どころで強い、しかし離されすぎるとそうも行かない大舞台。
パス中心のレイブンスの攻撃に対し、アグレッシブにプレッシャーをかけ始めた 49ersの守備。
しかし、それを落ち着いて掻い潜り、投げ捨てにも見えたパスもロングパスとして通してしまうフラッコ。
今シーズン磨きをかけた、短距離着々 3回で10yard、ここ一番でロングの王道攻撃。

次の 49ersのシリーズも良い感じでパスで進んでいたのに、
新人ジェームスがスピンでかわす時のファンブルでターンオーバー、またもミス。
その返しのレイブンスの攻撃は、攻撃ライン密集のランフォーメーションで進み TDまで持っていく。
これぞ王道スタイル。
しかもその次の 49ersの攻撃は最初のプレーでキャパニックはエド・リードにインターセプトを喫する、またもミス。

49ersの若い攻撃陣は、試合にうまく入れず硬い。ノッてきたところでミス。
老獪なレイブンズはそんな隙は逃さない。

FGのシーンでギャンブルプレーを選択できるするレイブンズの落ち着き。あと1ヤード足りなかったけど。
もらった攻撃、リードしている、そして敵陣奥深く、守備陣に自信あり、失敗しても痛くはない。

それをパントに抑えて返しのファーストプレーでロングパス一閃、TD。 BAL 21- 3 SF。
3点よりも時間を使っての7点という結果は出来すぎだけど流れを活かすプレー選択がいきた。

49ers前半最後のシリーズは、レイブンズの反則もあって得点チャンス、
しかしレッドゾーンで、レイブンス守備が厚い。3rd&2 も完璧なカバーでパスを阻止で FG止まり。
レイブンズは、49ersを ゼロ TD に抑え前半完勝。

レイブンズがコイントスに勝って選択した後半のレシーブ、そこでなんとスーパーボウル記録の 108yardキックオフリターン TDのビックプレー。
49ersは後半、BAL 28- 6 SF で迎えることに。

その喧騒も収まらない中キャパニックの攻撃はワイドなショットガンのパスから。
しかし、3rd downでサックを喰らう。
ここで救いの?停電で試合は止まる。3Q 13:22 3rd &13 で36分間。
再開後のプレーはショットガンからプレッシャーを受けてパス成功も 1st downは取れず。

攻撃の選択肢を多くしてその中から適切なプレーを選択することで相手の守備に的を絞らせない 49ersの攻撃において QB キャパニックに要求されるのは何よりも冷静な瞬時の判断。
オプション然り、オーディブル、スクランブル、パスの投げ先も。

停電後はスーパードームの光が戻るとともにに、前半よりも少し周りが見えてきた印象。
そしてやっとクラブツリーへのTDパスが成功。
前半レイブンズに味方した、クラウドノイズが 49ersに味方する。この辺り中立地のスーパーボウルの妙。
その雰囲気にノッて 49ers守備がその実力を披露。
パスをナイスカバーで止め、ランを完璧に止め、仕上げはQBサックで 3&out。
そしてレイブンズのミスパントを、ギンがナイスリターン。
敵陣 25yardからの攻撃を 2プレーで TDに持って行き、瞬く間に 14点を取ってしまう。
爆発力のある 49ersの得点力、実はタレント揃いの守備陣がカギを握る。
しかもここでレイブンズ守備の先陣ナタがケガ。流れは一気に49ers。BAL 28- 20 SF。
更にその守備が炸裂。パスキャッチ後のライスのファンブルを誘発しターンオーバー。敵陣 24yard からの攻撃。

この最初のプレー、オプションではないラン体型から エンドゾーン付近のTEへのパスが少し雑な印象で失敗、
そしてピストルからのゴアのランは止まり、左バンチのピストルで、ギンへのエンドゾーンへのパス失敗。
この間オーディブルは無し。
レイブンズ守備陣は意地を見せる。そして 49ers唯一の不安キッカーが FGミス、が、ラフインザパッッサーでその失敗が無しに。まだツキがある。
救われたキッカーエイカーズは蹴り直しを入れる。ドタバタ劇で BAL 28- 23 SF、3Q 3:10。
ここで TDなら停電のお陰で 49ersが勝利、のシナリオだが、勝利の女神はそんなにウブではなかった。
FGではなくギャンブルでキャパニックのランなら、女神の心を惹けたかも。

49ers守備はピアースのランを2回止めて 3rd & 3から、フラッコがショートパスをキッチリ決めて 1st & 10。
この冷静さが今のフラッコの強み。
確実に短い距離をとりながら、時間を使いながら相手の勢いを削いでいく。長くを求めず3回で10yard。3Q終了。
そしてこの間の時間がまた 49ersの勢いを止め、レイブンズは冷静さを取り戻す。
確実に進めていくレイブンズ。どうしても FGに抑えたい 49ers 3rd & GOAL でパスを選択したレイブンズを止めた 49ers。BAL 31- 23 SF 4Q 12:57。

「動」の 3Q をしのいだレイブンズが試合を 4Qに「静」に戻すこができれば勝ちだが。

8点リードのレイブンズは短く進まれるのは OKであり時間を使ってくれれば良い。
そんな中キャパにックは 49ersらしく色々なフォーメーション、プレーで進んでいく。
仕上げは、キャパニックのウィークサイドへのTDラン。
しかし同点を賭けた 2ポイントコンバージョンは失敗。BAL 31- 29 SF 4Q 9:57。

49ers守備は 3&out かと思われたところでパスインターフェアの反則。
そしてレイブンズは自力で 1st downをとる。時間を使う。
3rd & inches からフラッコはキッチリパスを通す。
これを止めきれなかった 49ers守備陣は、少し動きが重くなったか。時間は進む。
49ers守備はそのタレントを実力を見せられるのか。
3rd & 7 ここで守備の反則で 3rd & 2に、しかし止めた 49ers。さすがの守備陣。
ともあれ FGに押さえて BAL 34- 29 SF 4Q 4:19。

49ersの攻撃はリズムよく進む。4Q 2:39 1st & GOAL、2nd & GOAL(5yard) で 2:00。
少々早く進みすぎて時間がある、距離はない、時間は使えない。TDが必要。難しい。

パス失敗、そしてオーディブルをしてディレイギリギリでタイムアウト。4Q 1:55。
大好きなクラブツリーへ再度パスを試みるが失敗、そしてギャンブル。
ピストルフォーメーションからのパスはまたもクラブツリーへ、
失敗。

最後、ここ一番、オプションを出せなかった、自分たちの攻撃に、自身の選択に自信を見いだせなかった。
ピストルから、3人のレシーバーを出し、2人には一瞬パスを通せる瞬間があった。しかし選択できなかった。
しかし、この時のキャパニックには「15」最愛の、ノーチャンスのクラブツリーしか目に入っていなかった。
レイブンズは知っていた、ここでのキャパニックの選択がクラブツリーであることを。

クラブツリーへのTDパス失敗で招いたこの展開を、クラブツリーへのパス失敗で THE END に。
女神は、一方的な展開はお気に召さず、3Q 暗闇の魔法をかけ輝いたキャパニックたが最後は、
自分のやり方への自信が強かったなものに微笑んだ。
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新型QBの躍動 [NFL]


数シーズン前、ドルフィンズがワイルドキャットフォーメーションを使い始めた。
他のチームも使ってみたりしていた。
しかしながらカレッジではよくあるこの攻撃が、チーム攻撃力を明らかに上げることはなかった。

走れる QBは昔からいた。
私が NFLを見だした頃はウォーレンムーンだった。
最近では、マイケル・ビックか。
しかしこれは、走れる、であり、走る、とは違った。

2012-13シーズンの NFLではこの構図が新たな展開を迎えた。

その中心は、このカレッジフォーメーションを NFLの次元で実現した QBたち。
RGⅢ、キャパニック、ウィルソン。
彼らは攻撃のランプレーオプションを増やし、守備に的を絞らせない。
RB(1)+QB+RB(2) でショットガン的に後ろにセットし、スナップを受けてから、プレーを選択できる。
RB(1)の左へのラン or RB(2)の右へのラン or QBの先のRBをリードブロッカーとしてのラン
or プレイアクションでのパス。
これは、同じメンバーとフォーメーションで複数の攻撃オプションが採用できるので、
ノーハドルでの攻撃でさらに守備陣の対応を困難にする。

エンプティバックのショットガンフォーメーションをとれば、ランナーがいる状態でレシーバーが5人。
ランの選択肢を残しつつ、パスの投げ先が多数ある状態を作ることができる。

しかもウィルソンに至っては、QBでありながら自身がリードブロッカーになったりもする。
リンチが走りウィルソンがリードブロックのスピードと迫力は他の追随を許さない。

2011-12シーズンは大型レシーバと進化型ウエストコースト、ノーハドルで、パスヤードが空前の数字だった。
これにやっと対応してきた守備陣は、この新しいランスタイルに対応できない。
若い守備コーディネータが少ない、つまりカレッジナレしていないのもその一因。
これには中継のカメラマンも対応でききれていない場合も。

そしてこの QBを要する、レッドスキンズ、49ers、シーホークスがプレイオフに出てきたのが
その本物さを証明している。

どのスポーツも、一つの能力が飛び抜けていればヒーローだったのは今は昔、
いまやタイガイの能力が一流を超えていて且つ、超一流の能力が必要となった。
スゴイ時代だ。

ともあれこのQBたちは今シーズンからスタータであり、
パス精度やゲームコントロールについてはこれからまだまだ成長していく。
もちろん、守備陣も黙ってはいないだろう。
となると楽しみは尽きない。

カンファレンスチャンピオンシプ、特に AFCは楽しみ。
引退表明のレイ・ルイス率いる守備は、ルイス引退で一丸のチームは
今季移籍、復活して気がつけばシード1位でプレイオフに進んだペイトン・マニング率いる
攻撃を抑えて、調子を上げながら勝ち進んでいる。
そして、これまでで完成の域にあるパス攻撃に、今季ランプレーをシーズン通して作り上げてきた
ブレディ率いるペイトリオッツの攻撃陣とのマッチアップは楽しみ。
グロンコウスキーがケガ退場しても攻撃力ダウンを感じさせない。
自身の破壊力をみせつけてテキサンズに完勝で調子は良い。

この両チームの対戦は楽しみ。
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SUPERBOWLXLVI [NFL]


セーフティで2点先制 NYG 。NEの最初のプレー。
守備合戦の狼煙。

その中で NYGはランで活路を見出しTD。今シーズンのホットライン WRクルーズへのパス。
NE は短めのパスで進み FG、そして前半最後のドライブもテンポよくパスを決め
NYG陣内に進んでいく。ゴールライン間際で粘る NYG守備。
しかし、残り8秒でピンポイントでパスを通して96yardのドライブの末 TD。
NYG 9 - 10 NE。で前半終了。

お互いに自分たちのカタチで進めていく。
強い守備、そして時間を使ってNYG、テンポよく NE。

NYGの守備陣は 2Q途中からずっと守備に出ている。
守備ラインの迫力でプレッシャーをかける NYGにとっては、
長いハーフタイムといえども後半も NE が中短のパスとランで進むとキツイ。
これは故意に時間を使って攻めている NE。
目的は NYGと違って相手の守備を疲弊させるため。
ブレディは無理せず確実にプレーを続けることで、プレー数を稼ぐ。
そして、この後半最初のドライブをほぼノーミスで TDパスにもっていき 8点差。
ここから休養十分の NE守備が登場。


その返しのドライブいきなり 3ard down に追い込まれながらも、
イーライはパスを通し 1st down更新。これでしばらく進めそう。
やっている攻撃は両チーム同じ。ランと中短パスを織りまぜて進む。
派手さはなく堅実、確実。
プレー選択も堅実、確実にFG。これを決めて NE 17 - 12 NYG。

休養した NYG守備は NE攻撃をキッチリ止めてパントに追いやる。
NYG守備はとっとと止めてまた英気を養える。

5点差で敵陣48yardからの攻撃は、TDに行きたくなる状況。
このドライブはラン中心。
3rd 8 10yard。NYGの選択はパス、そしてQBサック。ここ一番にやたら強い NE守備。
しかし、NYGにとっては迷うこと無く FGになる状況でよかったかも。 NYG 15 - 17 NE。

4Q開始早々ノーバック・ショットガンからのプレー、ラッシュ来て、
ブレディが2人をかわして、奥へ投げる、そこにはパス確保確実なグロンカウスキー、
しかし、ここでまさかのインターセプト。NYG守備の攻撃性が実を結ぶ。

NYGのドライブはこれまでと同じ。ランと中短のパスで進んでいく、3rd downをくぐり抜けながら。
しかし、しかし反則にディレイオブゲームを逃れるためにタイムアウトもとるしかなくなり、
そんなこんなでパントに追いやられてしまう。守備は休めたけれども点は取れず。FG欲しかったのに。

NEは自陣の深くから攻撃開始。またも着実に進んでいく。時計を動かしながら。
その中にはリバースプレーで、ブレディのブロックも。
それもで NYG守備がプレッシャーをかけ続けパントに。 2点差残り3:46 でNYGの攻撃に。

その最初のプレー、WRマニンガムへのロングパスがヒット一気に50yard付近まで。
そこからパスをつないで進む。残り 2:00、2点差。
時間をどのくらい使えるのか、そして何点取れるのか。そしてブレディはその残りの時間で何が出来るのか。

ゴール前までラン中心に進む。
ランで、ブラッドショーが真ん中を抜けて、大きな穴を抜けて、TDラン。2ポイント失敗。
残り 0:57 NYG 21 - 17 NE。

休養をもらった NYG守備。
自陣20yardからの攻撃 NE、攻める守備。NEのレシーバーが連続ドロップで 3rd down10。
そして QBサック、ジャスティンタッグ。5人の攻撃ライン相手に4人の守備ラインでサック。
4th down 16。ここからブレディがパスを通す。頂上対決の凄み。
残り 0:17 on 43yard。NYG守備が 12人の反則。
残り 0:09、パス失敗、
残り 0:05、ラストのヘルメリィは不成功。

またも、イーライ・コフリンの勝利。兄の本拠地での勝利。
ブレディ・ベリテックはまたも勝てず。

決めたやり方を着実に、堅実に、確実に実行した両チーム。
71プレイ、1st down26回、パス40回、インターセプト無し。
しかし、ここ一番でロングパスを決めたイーライに勝利の女神は再び微笑んだ。
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2011-12 NFC Championship [NFL]

雨のサンフランシスコ キャンドルスティック・パーク。
帰ってきた 49ers。
相手は、NYジャイアンツ。

基本は守備対決。
守備が基本のチームはボールコントロールをして守備を休ませるのが基本。

先制は、2シリーズ目、地元49ers、これはTEへのパスで。
NYGは、時間を使ってのドライブをTDにつなげて 7-7。
前半最後のドライブも自陣10yard付近から残り 1:30 2秒残してFGにつなげて 7-10 で前半終了。

後半、49ersはタッチダウンパスで逆転 14-10。
これも長めのパスで、TEへ。いまだWRへのパス成功が無い49ers。
とれる時はテンポよく、ダメな時はすぐに終わり。守備の休み時間が短い。

4Qの49ers のドライブ、またも 3rd ownで取れずパントに。残り12:37。
その返しの NYGもQBサックを喰らってパントに。
そのパント、リターナーのウイリアムズは見送って、しかしこのボールがリターナーに触れていて
リカバーしていた NYG に攻撃権が与えられるという展開が、4Q 残り11:06 で発生。
楕円と雨の悪戯はこのゲームを更なる展開に移行する。
このドライブでNYGは、49ersの守備に苦しめられながらも 3rd down15yard から
マニングがTDパスをマニンガムに通して逆転に成功。 14-17 残り 8:14。

その後のキックオフリターンは、先のリターナーウイリアムスが気合のリターンで40yard。
この良い位置のドライブを 49ersはまたも 3rd down失敗で FG、17-17同点、残り 5:39。

49ers の3rd downまたも失敗、QBサックを喰らう。
その裏のNYG も最初のプレーでQBサックを喰らう。で最後はパント。
49ersの3rd down10 またも失敗。今日 0/10。
NYG の攻撃を 49ers守備が気合で止め、NYG守備も49ersをキッチリ止めて、
守備合戦4Qまで続いて終了、OTへ、雨。

49ersのキックオフで OT開始。
またも守備の勝ちでお互いにパントに。49ersはもう1つQBサックを決めてパントに追いやる。

そしてパント。
このパントでNYGのスペシャルチームが、リターナーウイリアムスのボールを狙い
ファンブルを誘発させなんとここでターンオーバー。
49ers リターナーのギンの不在がこの難しい試合で効いてしまった。
試合を決めたのも守備だった。

でも、強力な守備合戦な中でも、3rd downコンバージョンが取れないと勝てないってこと。

2007年以来の同じQBが円熟での再戦の SUPERBOWL NYG vs NE。
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2011-12 AFC Championship [NFL]


とにかくタフさを要求されるこのスポーツで、
もっとも気持ちの強さを要求されるのがキッカー。

この試合、両チームの攻撃も、守備も、スペシャルチームもそしてキッカーも
緊張感のあるゲームを展開した。

インターセプト有り、その返しのプレーでインターセプトを返し、
ゴールラインでディフェンスが止め、
また別のシュチュエーションでは、QBブレーディの左サイドへのスニーク、
これを寸前でレイブンスが止め、グリーンエリスのダイブも止め、
しかし、3erd down では再びブレーディの今度はセンターへのダイブで魂の TDゲット。
(飛んだブレーディに突っ込んできたのはレイ・ルイス)

ブレーディの攻撃を「守備のレイブンス」が好きにはやらせず、
でもここ一番ではちゃんとペイトリオッツの攻撃は得点する。
フランコの攻撃は確実に進み、
ペイトリオッツの守備は数字ではなく勝つための守備をする。
気持ちと緊張感のこもった良いゲーム。

そして 4Q、3点ビハインドのレイブンズの攻撃は、今シーズンすっかりエースQBの風格が
備わってきたフランコが残り十数秒でフィールドゴールレンジまで持ってくる。

この試合すでにFGを決めているキッカーが、ここで、左に外してしまう。
「完」
目が点 のレイブンスの面々。切ないシーン。救いはアウェイ。
歓喜のスタジアム。

でも、やっぱり見たかったなぁこの2チームのオーバータイムの攻防を。
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サンフランシスコvsニューオリンズ NFL 2011-12 Divisional playoff [NFL]


今シーズンのチームのキャラで言えば、
守りの49ers、攻めのセインツ。

とは言ってもプレイオフになればそれも小さい要素なのかもしれない。


この試合も最初に14点に到達したのは 49ersだった。
そしてセインツが、追い越すのは4Qになってからとなる。

ここまでたどり着くチームと言うのは、数字とは関係なく、
勝つために点を取る方法と、勝つための守備のやり方は心得ているし、
そのための選手は揃っている。

そして、この試合この4Qからフットボールの面白さと難しさを存分に見せてくれる。

セインツがTDで49ersを1点リードした折り返しのドライブを49ersはTDに結びつけた。
TDはQBスミスが左のサイドラインを駆け上がるスイーププレー。残り 2:11。
2ポイントコンバージョン失敗で 29-24。

その次のドライブでセインツはTDを奪うことに成功、こちらは2ポイントコンバージョン成功。
29-32 となって残り 1:37。

この最終版の点の取り合いが、ハイスピードで進んでいく。時間コントロール無し。
これが、このハイパーで鮮やかなブリーズセインツの攻撃がしかし
仇になってしまうからフットボールは難しい。

ホームチームがTDまでたどり着くのに 1:37は十分。
守備キャラの 49ersがこのドライブをTDに残り8秒で完遂するのだからホームのファンは歓喜乱舞。

攻撃が素晴らしいが故に時間を残し、守備キャラの49ersが鮮やかな攻撃で試合を制してしまう。

プレイオフはほんとに素晴らしい。
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デンバーvsピッツバーグ NFL 2011-12 Wildcard playoff [NFL]

2011-12 波乱の展開のデンバー・ブロンコス。

序盤は、いつもの?? ダメダメのスタート。
ところが、QBを替えて、さらに第三QBだった、この人、ティーボウに替えてから流れが変わる。

元々人気のあるこの人の登場は、チームの不振のなかで、じらして、ファンの思いが
熱望になった頃合いで登場させ、そしてドラマは第2幕へ。
ティーボウ得意の自分のランとRBのラン、たまにパスを展開し、相手を撹乱、
強いチーム、と言う印象ではないが、終盤の逆転なんかもあって、
勢いに乗って群雄割拠の地区で最後三連敗しても、8勝8敗で地区優勝という第二幕となった。

そして第三幕。
ピッツバーグは、この二強地区で最強のライバルレイブンスに次いでの2位(12勝4敗)、
ワイルドカードでデンバーのスポーツオーソリティスタジアム アット マイルハイに乗り込むこととなった。
ピッツバーグは例年通りの鉄なイメージ、重い攻撃堅い守備。
頑丈を絵に描いたようなQBベン・ロスリスバーガーが攻撃を牽引する。

ところが、この人昨シーズンも終盤故障しながら出てそれでも、それを活かして?活躍していた。
で、今シーズンは、さらにプレイに影響する左足の捻挫、しかも重度だそうで一ヶ月経つが
目に見える改善がない感じ。しかもスティールカーテンの守備陣にも故障者有りで、
満身創痍な状態でのプレイオフ。

シーズンラン守備1位、パス守備8位、トータル1位のピッツバーグ。
ラン攻撃1位、パス31位のデンバーの対戦は、デンバーのランが出るのか、が軸。
なにより、ティーボウのパスはたいしたことはない、という認識が世間にはある。

そんな中、試合はドラマチックな展開、ティーボウな展開。

アメフトで言われるのは、パスを出すためにはランが必要、これの裏をデンバーは仕掛ける。
得意のランを出すために、パスを出す。
そのためのパスは、ラン守備から対応しにくいLBの裏くらいのレンジ。
この作戦が功を奏し、アグレッシブな守備で足の(動きの)悪いベンに襲いかかり、
先制されたものの、逆転して前半を終えることに成功。
なにより、ティーボウがTDパス成功、自身のランでTD、と自身となによりスタジアムに
歓喜をもたらす展開を演出。

しかし後半、ベンが痛みを痛みをロッカールームに置いて現れる。
足を狙われて倒されても起き上がり、ラッシュをかわして走り、スクランブルもし、そしてTDパスを通す。
後半終了時点では同点に持ち込むさすがの展開。

しかし、この展開もティーボウショウの粋なシナリオなのだからファンはたまらない。

オーバータイムのコイントスでレシーブのデンバー。
自陣20ヤードからの最初のプレーの選択はパス、ピッツバーグ守備は浅め、
ティーボウはミドルゾーンへパスを投げ込むと守備をかわして歓喜のタッチダウン。
パスで、ティーボウが逆転、そして延長での劇的勝利に導いて第三幕が始まった。
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戦力均衡の時代の先には [NFL]

2010 MBL は戦力均衡で、サンフランシスコ(vsテキサス)

NBA はThree kings だのBIG 3 だので戦力不均衡のハズが、、、、でもキャブスは連敗街道まっしぐら。

サッカーのスペインリーグは 2強(バルサとレアル)と、その他。

2010-11 NFL は戦力均衡、グリーンベイ(vsピッツバーグ)

一番大切なことは、自分の(愛する)チームがあればそれで良い。
それが一番大事。そう思えるチームがそのリーグにあること。それが繁栄の条件。

リーグの繁栄の理想は、誰もが認める、スター軍団があって強くて、もろくて、
どこかの弱小球団が頑張って、その状態でゲーム差がそこそこ、
こんな感じでリーグ戦が進んでいって、プレーオフでシンデレラチームがでて
という展開が良いのだろう。

今シーズンの NFLのように本当にスターが分散すると、なんというか面白みが減ってしまう。
これは一般的な話で、玄人好みな展開ではある。それは何故かといえば、
この場合戦術がモノを言ってくるわけで、それこそが玄人が語れる領域だから。

スーパーな選手がスーパーなプレーをすると、純粋に凄いし、感動するけど、
この場合、解説、語る、といった領域ではない。
誰が観ても面白いし、感動するもんだ。
となれば、やはりこういう人やチームがあることはその競技が盛り上がる上では
必須条件なのだろう。

そのあたりを一番分かっているのは、ハリウッドだったり、プロレスだったりするわけで、
それは、それで人の本質だし、やっぱり人間離れした技こそが、エンターテイメントなんだ。
ただしこれは、短期的には。ワンパターンではつまらない。

長い目で見た場合には結局、筋書きのないドラマこそがスポーツの魅力。
だからこそ、自然淘汰で、神様のいたずらで、そして想いの強さで、結果が決まるのが一喜一憂なのだ。
昨今のようにドローをいじりすぎると、確かに Pay par View の契約は(ボクシングのように)増えるけど、
だからといって試合内容はそれを反映するものであるとは限らない。
逆に、期待値が高いだけに失望も大きくなってしまい、その行く末にはファン離れが待っている。
個人対戦ではなくチーム同士の場合はそうなる。

そして、時が流れればチームの動向もうつろう。
黄金時代も、低迷期も、刹那的な強さも、すべてが構成要素。
それが波のように繰り返し、不定期に、時に唐突に出現するから思い白い。

だから、NFLもこの事態に奮い立ち、スターを集めるチームが出てきたりするのだろう。
ジョーモンタナ、ジェリーライス。
トロイエイクマン、エミットスミス、マイケルアービン。
派手で、戦略を超えたチームがあった。
今は、戦略の時期。
そして、その先には、戦略の上にスーパーなタレントの時代が来る。
そう、今のFCバルセロナのように。
それが、来シーズンなのか、もう少し先なのかは神のみぞ知る。
タグ:NFL
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