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2012 F-1 第二戦マレーシア [F-1]

マシンの能力が前面に出た結果となった第一戦。
そして迎えた第二戦は、天候の悪戯によって待った違った色合いの内容となった。

予選までのプラクティスが基本、雨。
このウエットばかりの展開から一転、予選はドライに。
結果、マクラーレン、メルセデス、ロータスあたりがグリッド上位。

決勝は雨模様。
スタートは通常スタート、しかしコース上は雨、所によって強さが違う。
レース開始後、インターミディエイトから深溝へタイヤ交換をする各チーム。

7周目にはセーフティカー導入、9周目で赤旗中断。
この時点での順位は、
ハミルトン、バトン、ペレス、ウェバー、アロンソ、ベッテル
51分後にセーフティカー先導で再スタート。
13周目でセーフティカー out でレース再開。

14周目あたりでトラックは、インターミディエイトの方が良い状態になりつつある。

アロンソがピットへ、タイヤ交換。この時ハミルトンもピットに入るが、
マクラーレンの隣のフェラーリピットは、アロンソ・マッサの同時連続ピットインでタイヤ交換を敢行中。
このフェラーリの縦列駐車によってハミルトンの車は所定の位置に駐車できず、待たされる。
そんなこんなで、アロンソがトップに。その後ろには、ペレス、ハミルトン、ロズベルグ、ベッテル。

バトンは、他車との接触でフロントウィング破損で後退、
ベッテルは、ストレートの速いメルセデスを抜けず、
ハミルトンは、ペレスのペースについていけず、21周目で6.5秒の差。

26周目でトップアロンソと二位ペレスの差は6秒。
36周目、ペレスが1分54秒738でファステスト。アロンソとの差は、3.9秒で追い上げ中。
ペレスファステスト連発で40周目、アロンソとの差が、1.3秒まできた。

40周目、アロンソがピットへ、ミディアム・タイヤに履き換えてコースに。ペレスはステイアウト。
42周目、ペレスピットへ、アロンソの後ろでレース復帰。
43周目、アロンソとペレスの差は、7.1秒
46周目、差は 3.2秒、またも追い上げ中。
49周目、差は 0.9秒、
50周目、ペレスが、4コーナーでアロンソに仕掛ける、
    しかしここで大きく膨らんでしまう、差が 4.5秒に。

同じフェラーリエンジンでも、自分が速いと確信しているペレスは、
気が逸る、早く前に行きたい。
56周目のゴールから逆算して、まだ6周あるのか、あと6周しか無いのか。
確かに、抜けば抜き返される心配はない。
千載一遇のチャンス、行ければ初勝利、
目の前の跳ね馬、元王者をを抜いてトップに出るチャンス。
そりゃ行くよね。

しかし、そこで力みが出るのか、クールに集中できるのか。
ペレスは、まだ前者だった。


54周目、残り周回は3周、ペレスとの差は、3.9秒、アロンソとペレスはともに自己ベストを更新。
しかし、2.2秒様で詰めたものの抜くことはかなわなかった。


1 F.アロンソ フェラーリ 2:44:51.812
2 S.ペレス ザウバー +2.263
3 L.ハミルトン マクラーレン +14.591
4 M.ウェバー レッドブル +17.688
5 K.ライコネン ロータス +29.456
6 B.セナ     ウィリアムズ +37.667
7 P.ディ・レスタ フォース・インディア +44.412
8 J.ベルニュ トロ・ロッソ +46.985
9 N.ヒュルケンベルグ フォース・インディア +47.892
10 M.シューマッハ メルセデスAMG +49.996

アロンソは、あんなマシンでこの時点でランキングトップ、
ハミルトンは手堅く連続表彰台でランキング2位、
なんとベッテル、そしてバトンもノーポイント。

レースペースが上がらないのがメルセデス、ロングランでピレリとの相性がイマイチか。
ロータス、ウィリアムズはいい感じ。

3週間空いて、次は中国上海。
フェラーリ、レッドブルはどんな手でマクラーレンをキャッチアップするのか、
隠し玉があるのか、それともこのマシン差の少ない状態で、ドラーバーとチーム戦略の
戦いが続くのか。

レースドライバーというのは、前に車がいると抜くという強迫観念が沸き起こる。
それを、冷静にこなせる、チャンスを待てるはずの王者でも、マシン差が小さいと、
余裕が少なくなり、あのバトンでも接触に巻き込まれる。

マシン差が少ないと人の戦いがクローズアップされ、気持ちの強さが問われる。
そして現時点でその強さは、アロンソが一歩抜きに出ている。
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