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UEFA Champions League 2011-12 semi final 2nd leg :REA vs BAY [サッカー]

1st leg ミュンヘンで、 REA 1-2 BAY。
2nd leg マドリードで、開始 16分で、2点取ったマドリー。
この時点で、合計 REA 3-2 BAY。
ベルナベウの高揚は、ミュンヘン行きが見えたからだろう。

しかしドイツの象徴バイエルン・ミュンヘンに諦めるなんて文字は無い。
ロッベン、リベリー、そしてシュバインシュタイガーがそろったこのチームは手強い。
ホーム開催の決勝戦に向けて、攻撃を続けていく。

マドリーは、2011-12 モウリーニョの基本形、マルセロ、ベンゼマ、ロナウド、エジル、ディ・マリア。
ホームで攻撃する形。

25分、バイエルン、自陣からロッベン、リベリー、ゴメスと渡り、クロース
クロースからの折り返し、ゴメスを挟んだ、ラモスと、ペペ、
でペペに黄紙で PKゲット。
ロッベンが、カシージャスに触られるも決めて、合計 REA 3-3 BAY のイーブン。

モウリーニョの当初のプランは、アウェイゴールを活かしてこの試合 1-0 で良いと考えた。
ところが、この 1点が早すぎた。さらに 1点入ってしまった。
これが、選手にも、スタジアムもいらない高揚感を与えてしまった。
これが、モウリーニョにとって計算外だったに違いない。
彼の望みは 1点取った後にゲームを落ち着かせての逃げ切り。

ドイツのチームは高揚感で生まれた隙を逃さない。
そしてモウリーニョの想定にない、トータルイーブンという彼にとって最も不得手な状況になってしまった。
点を取り過ぎて困った状況になるのだから、困ったものだ。

リーグ戦を取れなかったことで、というかかなり前からこれ一本のバイエルン、気持ちが入っている。
先のリーグ戦はメンバー落として準備万端。(おかげで宇佐美も出場できた)
マドリーは、とうとうカンプ・ノウでのクラシコを制し、ほぼリーグもとったも同然
疲労はあっても気持ちは上々。

バイエルンは、追いついて尚攻める。
キャラの似た両チームの速い攻撃、激しい守備、見応えのあるゲーム。
シュートを放つも、カシージャス、ノイヤーの好セーブ。


モウリーニョさんってほんとにリスク回避なキャラだ。
積極的に高い位置で獲りに行くなんていう事はしない。
プレッシャーはかけても人はかけない、無理しない。
戦術で、組織で守って、能力で攻める、これがこの人の基本。
今シーズンのリーグ戦ではだいぶ自由にやらせて、人かけて攻めたりもしたけど
大一番はやっぱりこのカタチ。

そして後半、モウリーニョは明らかにアウェイゴールを嫌って守りモード。
CR7の一発で入ればラッキーくらいな堅さ。
延長を見据えた、気持ち勝負をドイツのチームに挑むとは大した自信だ。

ペペもバルサ相手だと悪な印象になるけど、バイエルン相手だと頼もしい DFに見える。
彼のやり方はスペインよりも、プレミヤやブンデスに合うのだろう。

レアルのサイド攻撃は、ディマリア、CR7が自分で行って切れ込んでシュート
くらいなイメージで奥まで行ってクロスなんて柄じゃない。サイドバックが追い越す必要なし。

ただしレアルの、CR7、ベンゼマ、イグアイン、皆んな大舞台で力を発揮という印象はない。

75分、ディ・マリアout、カカin。
攻撃の枚数を変えない、やはりモウさんは攻めに行きたいわけではない。

87分、アルベロアのオーバーラップ、攻めて良いことになったのか?
89分、上がり気味マルセロ、守備へ、サイドライン際でロッベンとマルセロの駆けっこ。
ロナウドのシュートはヒットせず、90分終了、延長へ。

延長に入っても、アルベロアとマルセロはボール保持時は高めの位置を許されている。

95分、リベリout、ミュラーin。ミュラー右、ロッベン左にセット。
ペペも気を見て上がる。98分はセットプレーでもないのに攻め込んだ。
しかしレアルの攻めは、スタート位置が低く足が止まり気味でキレは感じない。
それはバイエルンも似たようなものだ。プレーの合間、息が上がっている。

105分、ベンゼマout、イグアインin。またも変化ではない。
もうこの時間で迫力ある攻撃は望めない、ボールを運んで相手のミス待ち、
しかし、この期に及んでも守備でミスをするような軟さはこの両チームにはない。

110分、エジルout、グラネロin。ここでも変化はなしのモウさん。
カカにキレと試合勘を感じない、いいところには位置するものの決定的な動きに繋がらない、
ちょっとしたことなのだろうけど迷いかな。

120分アップ、PK戦へ。

アラバ・ゴメス・クロース(GKセーブ)・ラーム(GKセーブ)・シュバインシュタイガー
BAY:○○××○
REA:××○×
ロナウド(GKセーブ)・カカ(GKセーブ)・アロンソ・ラモス(枠外)

さすがの両キーパ、ナイスセーブを見せる。
そして最後にシュバインシュタイガー。

モウリーニョは結局、95分間トータルイーブンの状況を打開できなかった。
戦略家で完璧主義の彼は臨機応変とか、想定外の状況に合わせてってのは苦手なのだ。
彼にとってイタいのはこの大一番で苦手な状況になってしまった事だ。

サンチャゴ・ベルナベウで意地の、魂の戦いを制して、ホームミュンヘンに帰還することに成功。
11-12シーズン、バイエルンの壮大なプロジェクトはさすドイツ人、
ホーム、アリアンツ・アレナ開催のチャンピオンズリーグ決勝に出て、そして戴冠へ。

チェルシー、バイエルンどちらも出場停止が多い中、どのような戦いを見せるのか。
(宇佐美はベルナベウに連れてきてもらいこの戦いを感じることができたのは凄い事だ、まさか決勝に?)
バイエルンがホームを味方につければ勝つのだろう。ここまで来ればプレッシャーってことはないはずだ。
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