SSブログ

1番打者 [野球]

1番デレック・ジーター、NYヤンキースのオーダー。

もちろん彼はヒットを打てる。最多安打だってとった実績もある。
しかし、一般的な感覚ではもったいない、3番あたりが順当。
もちろん、綺羅星の打者をそろえるヤンキースだから出来るのだけど。

梨田さんがファイターズ時代に好きだったのは、9番 金子誠。
ファイターズ最強時代には、この金子誠が2塁打を打ちまくっていた。
そうすると、どうなるか、一番打者にランナー二塁で回ってくることになり、
まだまだ打線がつながっていく。この時一番機能していたのは田中賢介の 1番。
この頃のファイターズ打線は、広い球場=ヒットゾーンが広い、と思えていたフシがあり、
チャンスになると、テニスプレーヤーのごとく、野手の間に落としていた。


野球ちゅーもんは、何回も打席が回ってくる、最低でも3回。
つまり、1番打者がかならず先頭打者ってことはないし、4番のまえにランナーが必ずいるわけでもない。
そして、いわゆる下位打線は非力な打者か、確実性がない、または投手が居る。
7番、8番だからと言って、打率 .250 だとして 4回に 1回は安打するわけで、
そうなれば、送りバントで得点圏で 1番打者に回ってくる。
ここに高橋由伸をおいたのは原さん。これも何も先頭打者本塁打のための打順ではない。
1番 坂本勇人も同じ理由で、投手に送らせたランナーを返すためだ。

イチローのような打者はその意味で下位打線でこそチームのためになる。
内野安打も含め、自由に打てる、走れる、そしてビックイニングのきっかけになれる。
安打数を稼ぐには 1番が打席数が増えて有利、よって 1番にいるのだが、
これはチームの得点につながらない。

打てそうな人を、前から順番に並べると実は得点パターンが少なくなる。
それよりも、まばらにして、確率が多少おちても、どこからでも、チャンスを造り、返せる打順にすると
相手は、気を抜きにくいし、攻撃がつながりビックイニングにもしやすい。
また、打順がどこで切れても始めやすい。
本塁打だって、ソロなら大したダメージはない。本塁打の恐怖は一撃で3点入る時だ。
その意味で、打線がつながることは非常に怖いことなのだ。

最近の流行りは前の方に若いのを並べ回にベテランをつなげることで、勢いをつけやすく、
若手が不発でも、ベテランでフォローできるようにしている。

強いチームは下位打線に意味を、役割をもたせられている。
そして、その下位打線を活かすには、1番にランナーの有無にかかわらず安打を打てる人を置くのが良い。
今の野球ができているチームはそうしている。
高木監督の平田の 1番は極端かもしれないけれど。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。