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SUPER BOWL ⅩLⅤ [NFL]


スティーラーズ(PIT)とパッカーズ(GB)がダラス、最新のカウボーイズスタジアムで対決、
なんとなく不似合いな感じ。それは、どことなく花が無い感じだからなのかも。
全米ではそんな微妙な盛り上がりがいまいちだったよう。

PITの1stドライブを 3 & OUTで止めた GBだがその裏のパントリターンをファンブル、
リカバーで事なきを得るが、まだ落ち着けていない雰囲気の両チーム。
パス・パスのGB もリズムをつかめず。パント、という出だし。

ロジャースは、3回目のドライブではいつもどおりの動き。
でもドライブはいまいち進みが悪い。PITの守備を過剰に意識しているよう。
しかし、最後は右奥へのパスで、TD。 PIT 0-7 GB 。 1Q 3:44。

矢継ぎ早に GBはインターセプトからリターンタッチダウンを決めた。
エンドゾーン近くでGBのプレッシャーを受けたロスリスバーガーが
ディープ気味に投げたパスは短くなり、インターセプトを喫する。
PIT 0-14 GB 。 1Q 3:20。

PITの初のビッグゲインは、ロスリスバーガーのスクランブル。うまくいかない。
このドライブどうにかこうにか FGにたどり着いて、PIT 3-14 GB 2Q 11:08。

そしてまたも GBがインターセプト。PITはうまく進めない。GBの予習の成果のようにみえる。
ロスリスバーガーのやりたいことが分かっている、またその余裕をGB守備に感じる。
GBはこのインターセプトの勢いそのままに、TDパスを決める。 PIT 3-21 GB 2Q 2:24。
カンファレンス決勝で CHIに何もさせなかったのと同じような展開に。

PITは、GBウッドソン負傷退場の中をやっとパスを通しながら進み、TD。
プレッシャーをガンガンうけながらも、このチャンスを逃さないロスリスバーガー。
PIT 10-21 GB 2Q 0:39。
なんとか試合の行く末をつなぎとめた、PITは後半立て直せるのか。

PIT後半最初のドライブをらしい、ラン・ランでTDにつなげて、PIT 17-21 GB 3Q 10:19。
そして、GBの攻撃を止める PIT守備。後半は PITが自分たちのやり方を取り戻しつつある。
その裏の攻撃も、ジリジリと進んでいく PIT。
しかし、最後の最後に GBディフェンスがQBサックを決め、そして PITはFG決められず。
ここが、結果的には試合のキーだった。
GB守備は、先の試合もそうだけどある程度攻撃させて、相手のリズムが出てスキを
つくらせて、一気に潰しているのでは、とも思わせる。
この罠で、相手は進める攻撃だと勘違いする、そしてそのプレーを狙っている。
ディフェンスコーディネータ、すごい。

3Qその後は膠着状態だった両チーム、そこを4Q開始早々に、GBがファンブルを誘ってターンオーバー、
そこから、ロジャースはパスキャッチをミスしたネルソンに直後のプレーでパスをヒット、
ゴール前まで進む。ロジャース気合のプレー選択、そして最後は、右奥フリーのジェニングスにTDパス。
PIT 17-28 GB 4Q 11:57。

返しの PITは、これまでとは替えてパス・パス、GBは引き続きQBにプレッシャーを掛けつづける。
ロスリスバーガーはそのプレッシャーにめげず、パス・パスでTDまでたどり着く。
そして 2ポイントを選択し、ショットガンからのQBドローフェイクで、左のRBにピッチし、成功。
PIT 25-28 GB 4Q 7:34。

その裏のGBは、パスをつなぎ、QBサックにもメゲず、進んでいく。
しかし、最後の最後は PIT守備が力を発揮し、FGに抑える。PIT 25-31 GB 4Q 2:07。
時間を使い、点もとって TD が必要な4点差、狙い通りの展開といえる GBに対して、
PITはどんな攻撃を展開するのか。この、最後の守備は、更にアグレッシブに行くはず。

最初の PITの選択は、ノーバックのショットガン。この 2チームにしてパスが多い試合展開。
ショットガン3連発の PITはしかし 4th & 5 Ball on 自陣 33yard に追い込まれて、4Q 0:56。
またもノーバックのショットガン。
しかし、このパスは決まらず、ターンオーバー、で The End。

第6シード、パッカーズが試合巧者ぶりを存分に発揮して、この勝負を制す。
スティーラーズは、結局ほんとうの意味で試合を支配できた時間はなかった。
完璧なリサーチと、それを実行する選手たち。このチームは、プレイオフ向きなのだろう。

これで、ファーブのパッカーズからロジャースのパッカーズになった。
しかし、このチームが勝ち続けるのは不可能だろう。群雄割拠の NFLは、
シーズンが変わると全く別の顔を見せて、私たちを楽しませてくれるにちがいない。
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GB vs CHI NFC Championship [NFL]


シカゴのソルジャーフィールド、降り注ぐ陽の光、氷点下のフィールド。

GB最初の攻撃は、ロジャースの落ち着いたクオーターバッキングで、
7 play 84 yard (pass 4/4 76 yard) 4:10 の完璧なドライブで先制の TDにつなげ GB 7-0 CHI。
あれよあれよ、という感じ。

空いているレシーバーに丁寧にパスをヒットし、ランプレーも挟み進んでいく GBを
守備が売りの CHIでも止めることはできなかった。 TDのプレーも完全に守備の裏をかいた
中央のランフェイクからロジャースが左のポストに走りこむプレーを選択し、綺麗に決めた。

その裏の CHIの攻撃はランをベースにした攻撃。
しかし奥を狙ったパスは、いまいちタイミングが合わずに失敗。
このプレイを最初のシリーズの3rd down で選択、結果パント。
プレーオフっぽくないプレー選択に感じる。最初の GBを止めているならともかく。

で、その裏の GBの攻撃選択は 真ん中のドローのランプレー、綺麗に決まる。
GB攻撃コーディネータの思い通りの展開のはず。CHIの守備は過信なのか。
ロジャースはペッパーズのプレシャーでもパスは乱れず。しかしレシーバのキャッチは失敗。
でも結果眺めのパスを2本失敗してこの攻撃は止まった。これで CHIは自分を取り戻せるか。

でも、その裏の攻撃いきなりフォルススタート、ランがしかしいまいち出ない。
で、3rd downからのパスは、GBのラッシュでサックされてしまう。
自陣20yard 以内からのパントに追い込まれいいところ無し。ノレないCHI。

逆に、GBの最初の攻撃選択はミドルのパスで、成功。もう敵陣30yard。
どっちがホームで上位シードかわからない展開で、1Q 残り1:45。
ここで、アーラッカーのQBサック炸裂、しかしどことなく個人技な印象。
結果的にパントにしたのは良いのだけれど、このパントが素晴らしく、1yardあたりに押しこむ。
全く良いところが見られない1Qの CHI。良いところ無し。でも GB 7-0 CHI。

自陣 1yardから進ませてもらえない CHI、パントそして、GBは敵陣からの攻撃。
GBの攻撃は、3rd downに追い込まれても、1st down更新してしまう。
パス、ラン織りまぜての GBのプレイ選択はすばらしい。
GBの攻撃ラインが CHIのラインをコントロールできている。
そんなこんなで、GBはまたもクオータの最初の攻撃を TDにつなげて、GB 14-0 CHI。

CHI は志向を変えてパス・パスの選択。やっと進み始めた。
テンポが出始めた矢先に攻撃のホールディングの反則で10yard罰退、そこからのパスシュチュエーションで
スクランブルを2度強いられてしまう CHIはまたもパントに。なんともいただけない展開に。

GBの守備のホールディングで、1st downを更新し、中央のランで更に更新。
しかしその後のランは、ゲインを伸ばせず、またもパント、すでに5回目。2Q 残り 1:44。

そんな中とうとうCHI の守備が見せる、インターセプトを決めて攻撃権を取り返す。

カトラーが投げたエンドゾーンへのパスを、GBルーキーがインターセプトをお返し。
ここで前半終了。

GB 14-0 CHI。点差以上に手も足も出なかった印象の CHI。
しかし救いは、それでも 2TD差だというところ。
ホームの CHIとしては望みはまだまだ残っている。3Qは攻撃からだし。

カトラーの膝に異常発覚、しかし最初の攻撃シリーズには出てきた。
でも、またしても止められて、もうパントに。ここまで 3rd down の攻撃 0/6 。

翻って、GBの 3rd downは成功。

シカゴのファンも素直。ため息。わずかな悲鳴。
青空だけど凍えるスタジアムにこだまするファンの反応に CHIの選手はどう答えるのか。

そして、エンドゾーン近くで CHIはインターフェアの反則。
ファン騒然、ざわめくスタジアム。

しかし、ここで、やっとアーラッカー、この窮地からインターセプトを決めた。
CHIはここでベテランQB コリンズ登場、しかしフォルススタートもあって、1st down取れず。
ノレない CHI、ノセない GB。またパントの CHI。
ハーフタイムを超えても尚、CHI の攻撃は流れを変えられず。

反則も多め、膠着状態。CHI の守備は力を発揮しつつある。
あとは攻撃。まあそれはチームカラー。いつものこと。
時間は進み、3Q 残り 0:57 。GB 14-0 CHI。

CHIはこの大一番で3rd QBヘイリー登場。これをきっかけに CHIは流れを変えられるか。
もうそろそろ時間が気になるところ。

その3rd QBでランも、パスも右サイドに流しながら進む。
ラン・パスをバランスよく使って1本返して GB 14-7 CHI 残り 12:02。やっと盛り上がるスタジアム。
さあこのディフェンスがきっちり止めれば試合の流れはホームの CHIへ。
さすがにチャンピオンシップ、タダでは終わらない。

GB攻撃は、後半はうまくいっていない。CHIの守備はちゃんと対応してきている。
GB 敵陣 42yard から 3rd & 2 プレーの選択はショットガンから、前半よく通っていた
中央のギャップへのタイミングパス、しかしこれを失敗させ、パントに追い込んだんだ CHI守備。

そして、CHIの攻撃。20yard からの攻撃。しかし、またも、3rd downの攻撃失敗。
GB守備はずっとうまく対応できている。そして、ここで、CHI 痛恨のパンとミス。
CHI 看板の守備は大忙し。そして本領発揮、3rd & 1 ランフェイクのパスををきっちり止めた。
このあたりの GBプレー選択が前半の CHIのように消極的にも見える。

CHIの大事な攻撃シリーズ、GBの守備は崩れていない。もうこの試合 0/9 の3rd 、5yard に追い込んだ。
今日、成功なしの 3rd down 最後は痛恨の最悪のインターセプト、GBのNTのラジが、そのままTD。
CHIの流れをを打破したのがノーズタックルのインターセプトリターンタッチダウンとは。
第六シードが勝ち残るには必須のビックプレー、最終版で。
騒然のソルジャーフィールド。残り 5:59。

インターセプトされて吹っ切れたのか、ヘイリーのその後のドライブをノーハドルであっさりTDを奪った CHIは
すぐに 7点差に。残り4:43。満員のスタジアムは熱さを取り戻す。
GBの守備が緩んだようにも見えたが、もしそうならまだまだわからない。GB 21-14 CHI。

CHIが守備を信じて、通常のキックオフを選択。そして守備。
気持ちに欠けるプレー選択のGB攻撃は、ランプレーが進まないもう 3rd down、
ショットガンも封じて、3 & out。もう、イケイケ、シーズン中の終盤の強さを見せるシナリオ通りのCHI。

自陣29yardから、CHIがCHIっぽいオフェンスでじりじり進んでいく、7点差、同点に向けて。
残り 1:27 あと35ヤード、アグレッシブなGBのディフェンスを抜けてどこまで進めるのか。

CHIはボールON 自陣40yard で本日鬼門の 3rd & 10 のシュチュエーション。
ショットガンからアンダーニースへのパスは通るものの、1st down 取れない。またも失敗。
しかし、4thギャンブルは成功。正攻法で中央突破、CHIのスタイル。

で、またしても CHIはこのゲームで成功無しの 3rd downに。
今度はショートヤーデージでランプレーを選択、失敗。
そして 4thギャンブル。
幕切れは、またもや、あろうことか、インターセプト。

第6シードからスーパーボウルへ。

アグレッシブなディフェンスが勝ちを引き寄せたGB、最後緩みかけた気持ちを立てなおして勝利をつかんだ。
GBの快進撃は続く。
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NYJ vs PIT AFC championship [NFL]


エースQBで、キャプテン。
いや、ベン・ロスリスバーガーは、スティーラーズのキャプテンで、QB。
彼の使命は、チームを鼓舞して勝利に導くこと。そのなかで、ここ一番、
どんな厳しい場面でパスを決める。

AFC championship
 ピッツバーグ スティーラーズ 対 ニューヨーク ジェッツ

ゴリゴリ、ゴリゴリ スティーラーズの攻撃は進む。
「鉄」のニックネームにふさわしいスティーラーズの攻撃は、厚く、重く、固い。
スティールカーテン、まさにそんな感じ。充実の1Q。

極寒のピッツバーグを熱くするこの攻撃。街のキャラに合っている。

熱い攻撃に為す術のないジェッツ守備。
あれよあれよ、NYJ 0 - 17 PIT。

スティーラーズの鉄っぽさの象徴は攻撃ライン。
重く、硬く、柔軟でもあるカーテンがロスリスバーガーを守る。
このカーテンをジェッツ守備はどうしてもくぐることができない。

テンション上々のスティーラーズディフェンスは、全くノレないジェッツオフェンスにさらに襲いかかる。
3rd 17yard から QBにブリッツが突き刺さし、ファンブルそしてリカバーTD。
NYJ 0 - 24 PIT。
前半は スティーラーズのモノ。しかもそれが得点になっている。

前半成績、NYJ
RUN:1y
PASS:49y
1stDown 5回
得点3

ジェッツは良いところ無し、何もさせてもらえず。
ハーフタイムで流れを取り戻せるのか。最後のドライブで 3点とれたことだけが救い。

後半最初のジェッツのドライブ、最後はサンチェスがロングのTDパスを決めて。 NYJ 10 - 24 PIT。
これは流れを変えるには十分の展開。
ディフェンスもここで奮起出来ればゲームは一気に分からなくなる。

そして、ジェッツディフェンスがとうとうスティーラーズの攻撃を止めた。これで流れは中立。
次の攻撃シリーズ、4th down inch でジェッツは鉄のカーテンをくぐれない。
気合のスティーラーズ守備はここを止める。
スティーラーズの守備 はすごい、って行っている間に、
スティーラーズの1st down 10であろうことか、エクスチェンジミスでまさかのセーフティ。
NYJ 12 - 24 PIT、で再度攻撃権はジェッツに、ここがニューヨークなら一気にいけるが、
しかし、ここはピッツバーグ。
定まらない試合の流れはうつろい続ける。

ジェッツの攻撃は、その後のドライブをパスとランを織り交ぜてすすめ、最後はきっちりTDにつなげて
4Q残り 3:06 でNYJ 19 - 24 PIT。
チャンピオンシップの名にふさわしい試合展開。

このキックオフ、ジェッツはオンサイドではなく普通のキックを選択、
しかし、スティーラーズにリターンを40ヤードラインまで戻されてしまう。
そこからのスティーラーズの攻撃は、ランを中心にパスもちゃんと交えて
ラインの人数を増やし、密集させて、着実に、確実に前進することに成功。

攻め方を見つけるのに、ほぼ前半を使ってしまい、スティーラーズの攻撃ラインを
崩す決定的な方法を見つけ出せなかったジェッツに勝ち目はなかった。

3rd downでも冷静に、崩れたラインをものともせずに僅かな隙間にパスを通して勝利が確定。

このシリーズが、ロスリスバーガーの真骨頂。
派手さはなくとも、自分が主役ってわけでもないが、攻撃陣を落ち着かせ、集中力を保たせ、
自分もきっちり仕事をする。足首テーピングでぐるぐる巻きでも
鼻骨折してもプレーを続け、自らのタッチダウンランで得点を上げた
この男の心意気にチームも、そしてファンも呼応してつかんだこの勝利。

「強い」という言葉がぴったりかも。

THE FOOTBALL というチームがスーパーボウルへ。
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DIV Playoff BAL レイブンス vs PIT スティーラーズ [NFL]


同地区同士、今季3度目、敵地での勝利で1勝1敗互角のチームの13週以来の対決。

BAL vs PIT。

またあのディフェンスマッチなのか。
ガチガチ、ハードヒット、この緊張感が、録画のTVでもガンガン伝わってくる。

1stシリーズ、両チーム のオフェンスラインとディフェンスライン&LB のラン攻撃での攻防は、
お互いに知り尽くした中での真っ向勝負は、NFL随一の迫力。
横綱同士の立会を連発しているかの如し。

守備が看板の両チームの対決の 1Qですでに 7-7。
意外な展開と言えるがしかし観るものにとってはGOOD!
ルール変更の影響なのか、守備が激しい代償なのか反則の数が多い印象のこのゲーム。

1QなんとPITの不注意、ボールデットと思い込んだ選手たちがプレーを止めたが、
審判がデットを宣言しないことに気づいたBALがボールを拾ってエンドゾーンに走りこんでTD。
PITがまさかのファンブルリカバーTD?! をくらって逆転を許すとは。BAL 14 - 7 PIT。
プレイオフは難しい。

そして試合は、BAL 21 - 7 PIT 2Q 5:43。
ほんと意外な展開に。
このTDもPITのランニングプレーでBAL守備が、ファンブルを誘ってのターンオーバーから、ってところは守備チームの強さ。PITのミス 2個はいづれも TDにつなげられてしまっているこの試合。

3Q のPITのTDもディフェンスがファンブルを誘発してのターンオーバーから。
そしてランプレーで得点する PITの型。BAL 21 - 14 PIT。
相手のミスは逃さない両チームの互角の似たもの対決はスリルと興奮の連続。

そして、BALフラッコのロングパスが乱れたところを逃さないPITはインターセプト、
20ヤードあたりからの攻撃権を奪取で熱狂のスタジアム。

PITの攻撃、3rdダウン 6ヤードからタイムアウトをとって選択したプレーは、
ノーバックからのパスプレー、これをきっちり決めて同点。BAL 21 - 21 PIT。
またも守備からTDの展開。

スタジアムを埋めた観客も含めたプレッシャーに屈したのかBALまさかのスナップファンブルを、きっちりリカバーしたPITは、またも20ヤード付近からの攻撃権をGET!。3Q 残り時間は僅か。

PITは、 4thダウン1ヤード ボール on 19yard でギャンブルを選択。
ノーバックからレシーバー3人の体型からQBスニーク、モール状態から力で押し切って1st down獲得。
しかしBALの守備は3rd downからQBサックを決めてFGで止めた。BAL 21 - 24 PIT。
さすが、簡単にはやらせない。

4Q残り 3:54 でこんどはPITがBALの攻撃をFGで止めて同点。BAL 24 - 24 PIT。
キャラの似たチームが一進一退の攻防を続けてここまで進んできた。
さて、どんな結末がまっているのか。小雪舞うピッツバーグは大熱戦。

PITの攻撃はBALのプレッシャーをうけて 3rd 19 自陣から。
このシュチュエーションで選択肢たのは、なんとロングパス。
ロスリスバーガーが強肩を披露、これが決まってなんと 3ヤードまで一気に前進。

しかし守備で売るBAL守備はゴールライン前で粘る粘る、PITのランナーを通さない。
しかし3rd からPITは意地の3連続のランプレーでその壁をこじ開けてとうとうTDに成功。BAL 24 - 31 PIT。

オフェンスライン意地の、そして観客の気持ちの乗ったこの逆転TDに
スティーラーズの名にふさわしい重さを感じる。

PITは、その裏のBALの攻撃を、3rdダウンでQBサックを決めて、4thダウン19に追い込んだ。
しかし4thダウンからのフラッコのパスは1stダウン更新地点の先でWRの胸に収まった、
かに思えたがまさかの落球で、THE END。

PITの守備に根負け気味のBAL攻撃の限界か、フラッコのパスの調子は試合終了まで
もどることはなかった。とくに後半のBAlの攻撃は殆ど進んでいない。

意地と意地、守備と守備の真っ向勝負は、PITの勝利に終わった。
この両チームのキャラは、ほんと相手にすると気が滅入るだろう。

BALの攻撃はこの度重なるプレッシャーを跳ね返すには至らなかった。
経験の差なのか、それともチーム力の差なのか。

この気持ごと押し潰す、重いスティーラーズは、どこまで進むことができるのか。
簡単には負けないことだけは確信が持てる。
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NFL SUPER BOWL XLIV MIAMI 後述 [NFL]

点を取り続けるゲーム、バレーボールやバスケットボールには
タイムアウトがあり、この使い方がゲームの行方を左右する。
攻撃側がのってくると連続得点になり気がつくと
大量得点差になってゲームが決まってしまう。
これを外から止めるタイムアウトの使い方。

フットボールの場合も攻撃がのってくるとガンガン進んで行く。
特にノーハドルの攻撃がのってくると止めるのは難しい。
攻撃側の凡ミスか反則かの自滅を待つのみ。
フットボールのタイムアウトは、時間を止める、ディレイオブゲームのような反則回避、
最近はインスタントリプレーのために取っておく必要があったりもする。
なかなか、相手の攻撃を止めるために使うことはない。

2009 NFCチャンピオンシップゲームでは、テンポの良い攻撃を進めてきた
バイキングス、ファーブがチームのまさかの凡ミス反則罰退で流れが、
テンポがおかしくなりまさかのインターセプト。

SB44(44th Super Bowl)では、マニングがいつものようにTDするべく順調に攻撃を進めていた。セインツがこの攻撃を止めるという絵は浮かんでこないような、Theマニングな攻撃。
しかしここで神様のいたずらか、セインツの選手が痛む。立てないくらいに。
インジュアリータイムアウト。しかも長めに。
マニングもサイドラインに打ち合わせに行きこの後のTD、オーバータイムまでの
打ち合わせでもしている雰囲気。
しかし、九死に一生を得たのはセインツだった。
ここでひと息つき、守備を立て直すべく落ち着きと作戦を再考する時間が与えられた。
セインツは得意の攻撃的なギャンブル的な気持ちを取り戻す。

マニング、セインツ攻撃陣は、集中力を保って攻めていた。
マニングは相手陣形を見ながら知識と感性でプレーを選択、変更し、
チームはこれに応えるべく集中していた。
ところが、以外なタイミングで時間が空いた。
これは集中力の維持には非常に厳しいシュチュエーションとなる。
SUPER BOWLという舞台の大詰め、しかも長いドライブをこなしているという疲労のピーク。
そして、マニングは考えすぎたのではないか。
これで感性より理屈が少し先行し、そしてチームも頭で考えてしまう。
体が微妙に動かなくなることは想像に難くない。
かくしてインターセプトリターンタッチダウン、というゲームを決めるプレーに
つながってしまう。

実力者同士の白熱の展開は、しかし、だからこそほんの少しの運が
ゲームの行方を分けてしまう。
神様のいたずらとは良く言ったものである。
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NFL SUPER BOWL XLIV MIAMI [NFL]

No.1シード同士の対決はその名に恥じない濃密な内容。
これといったミスは無く、いらない反則も少ない集中力の保たれた展開。

前半はコルツペース。ランも出て攻撃も堅調に進める。
なによりコルツ守備が再三ブレーズにプレッシャーをかける。
特にDEフリーニィをコルツラインは止め切れない。
全体的に固いセインツは、いつものようなリズミカルな展開に持ち込めない。

前半は、10-6 コルツリードで終了する。

後半開始は、セインツのキックオフから。
ここでセインツは一発仕掛ける。
オンサイドキックを左に蹴って、これをもつれながらもセインツがリカバー。
ハーフタイムのメッセージがどんなものかは分からないが、
このプレーこそが「セインツ=攻撃」のメッセージとなり、セインツの硬さは消え
気持ちが少し軽くなりいつものリズムが戻ってくる。
パスにランに、コルツから見ればあれよあれよという間に進んでくる。

そして、足首を痛めていたといわれながらアグレッシブで効果的なラッシュを繰り返していた
DEのフリーニィが限界に。これでセインツの攻撃は勢いを増す。
このシリーズをTDに持って行き、13-10セインツ逆転。

ここで一気に流れがセインツに行きそうなこの状況で、マニングはこの返しのドライブをきっちりTDにもっていく。
今シーズン逆転での勝利が印象的なコルツはとると決めたドライブは取っていく。しかもTD。
コルツは次のセインツの攻撃をFGで抑えて、17-16 でコルツリードで 3rd Q終了。

4Q開始後のコルツの攻撃は、コルツ陣47ヤードで4th Down 11yerdでギャンブル。これを成功。
しかしセインツも負けていない、ランニングプレーでロスさせる攻撃的な守備でFGチャレンジにとどめる。
このFGをコルツは失敗。

返しのドライブ、セインツはラン・パスでテンポよくボールを進めてTDまでこぎつける。
5ヤードからの攻撃で、TEショッキーへのTDパス成功。22-17 セインツリード。

セインツはTD後のプレーで 2ndコンバージョンを選択。
マニング相手で時間が残ることを考えるとTDされても同点の点差に持って行きたい。
このプレーでキャッチしたレシーバがダウン後にボールを確保していないとのことでパス不成功のジャッジ。
ここでセインツはビデオリプレーを要求。
サイドラインも攻めの姿勢を見せる。4Qで接戦、タイムアウトも大事ではあるけれど1TD差がほしい。
この結果パス成功で24-17セインツリード。

そして、コルツの攻撃。残り5:42。
残り時間を全部使ってTDをとって同点、これがコルツのベストストーリー。
マニングの組み立ては、パス中心、サイドライン際より中より、ミドルレンジ。
このシリーズマニングのパスは少し乱れをみせるものの、
着実に進むコルツは、31ヤードまで進む。3rd Down5残り3:24。
テンポよく来たがここでインジュアリータイムアウトで流れが止まる。
ショットガン隊形でこのドライブのパスのメインターゲットであるウェインは左にセット。
プレーは残り1人のWRが右に流れ、守備も右に偏って、ウェイン(IND)は
守備のポーター(NO)と一対一、周りに人はいない。
ここでわずかに足を滑らせた、ウェイン、ポーターはこの時インターセプトを狙っていた。
わずかに体を入れることに成功したポーターはインターセプトに成功、
そのまま70ヤードを駆け上がりリータンタッチダウン。

あの時のファーブのインターセプトを思わせる展開。
セインツがプレッシャーをかけてビックプレーを狙う。長いドライブの終盤で。

しかも強の場合はたとえ抜かれてTDされても同点で
攻撃の残り時間があるという、ビックプレーを狙うには絶好のタイミング。
この時点でまだ残り時間があるわけで即試合が終わるわけではない、
しかし残り2分強で2TD差はコルツサイドは、いや誰もが想定していなかったシュチュエーションになった。
1TD差で残り時間があってマニングがドライブする。
その結末がインターセプトリターンタッチダウンとは。
攻撃のチームと言われながらアグレッシブでビックプレーな守備が輝るセインツ。

この返しのドライブをエンドゾーン間際まで運んだのはコルツの意地と底力ではある。
しかしここでも、今シーズンのコルツの数少ない弱点であるレッドゾーンでのTD奪取で
終わる、両チームとも印象的な結末だった。

数字的にも実力的にもこの日もスタッツも拮抗した両チームのGOODゲーム。
決勝戦の名にふさわしい一戦。
堪能。
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2009 NFL カンファレンスチャンピオンシップ ニューオリンズセインツ 対 ミネソタバイキングス [NFL]

ファーブ、バイキングスの一人舞台と見るか
セインツの手の上で踊らされていたのか。

バイキングスは、攻めまくっていた。(82プレイ、475ヤード)
パスもガンガン通し(310ヤード)、ランも出て(165ヤード)、
先行し、追いつき
インターセプトされ(2)、ファンブルもする(6)。
ターンオーバー 5。

セインツの守備は強くはない。
いや数字上良くはない。パス26位、ラン21位、で総合25位。
アグレッシブというか一発狙いなムードがある。

この試合でもファーブにガンガンプレッシャーをかけていた。
ちょっと危ういリスキーなディフェンスはしかし、
超強力な攻撃をもってすれば威力を発揮する。
何度もファーブを人工芝のフィールドに叩きつけていた。
攻撃ラインも、ファーブも疲労が蓄積していたことだろう。
精神的にも。

この守備が相手だと、一回のドライブが長くなると攻撃側はとても疲れる、
ギャンブル気味のプレッシャーをかけられ、倒される。
セインツは、超ロングだけはさせない守備。
ショートもミドルもあり、でもQBへのプレッシャーは欠かさない。
だから、長いドライブの最後で攻撃側はミスを犯す。
これは精神的なダメージも大きい。

ファーブも最後の最後にインターセプトを喫してしまう。
その前のプレーで、ハドルに12人、という反則をしてしまう。
この罰退がなければ、フィールドゴールレンジにいたバイキングスの勝利は見えていた。
ビジターのヴァイキングスはいっぱいいっぱいだった、ここにたどり着いたところで。
そこで犯したミスを取り返す精神力が、チームにそしてファーブにも残っていなかった。

逆にセインツは、このスキを見逃さずアグレッシブな守備から
インターセプト。そしてオーバータイムへ。

モメンタムの落ち着かなかったこの試合。
主導権は最後まで見えなかった。

しかし、勝ったものが強い。
レギュラーシーズンの数字は伊達ではない。

1位対1位の文字通りのNo.1決定戦となるスーパーボール。
期待大。
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2009 NFL プレーオフ インディアナポリスコルツ 対 ボルチモアレイブンス [NFL]

第一シード インディアナポリスコルツ(IND)、第六シード ボルチモアレイブンス(BOL)。
攻撃のコルツ、ディフェンスのレイブンス。
パスのコルツ、ランのレイブンス。

QBは実績充分のマニング(IND)、2年目のフラッコ(BOL)

ゲームはロースコアな展開で始まる。
1Qは FG各1個。3-3。
2Qに、マニングのパスでやっとタッチダウンを奪う。10-3。

そして 2Q終了間際。
残り時間が少ないところでコルツは、FGではなくTDを熱望する、
絶対にとるという意識がチーム全員に共有されている。
短いパスを時間を使わずに決めていき、4thダウンショートでFGでなくパスを選択、成功
その後、マニングは残り数秒でタッチダウンパスを通すことに成功する。
17-3で前半終了。

この集中力が今シーズンのコルツの強さだと思う。
とるべきところを確実に取っていく。

そして、チーム全体としてフットボールを良く知っているという印象を受けた。
フットボールIQが高いとでもいうのか。大人のフットボール。

ディフェンスの強い相手に対して、攻撃でディフェンスをコントロールする。
ラッシュさせないように早いタイミングの短いパスを続け、ランを挟む。
両サイドにパスを振り分け守備を動かす。そして短いパスで時間をかけて
攻撃を進めていくことで、相手守備の体力を消耗させていく。
アグレッシブであればあるほど、そしてジワジワ進められ止められない状態は
消耗を促進させる。
コルツは、ラン守備は苦手ではあるが、
レイブンスの活きの良いライスのランでも、ビックゲインを許さない。
攻守ともにビックプレーでノッテその勢いで勝ってきたレイブンスに
確実に対応していくことでそれをさせないコルツ。

前半の攻撃でも、どこか様子をみている。
事前のリサーチの結果を確かめながら。
色々なプレーをして相手の対応を見て良く。コーチだけではなく
マニングだけではなく、選手みんなが相手を見ながら
アジャストしていく。

入念な事前の分析と、試合中の分析をもとに
試合の勝つためのシナリオに沿って、的確なプレーを選択していく。
攻撃も、そして守備も。
チーム全員がそのプレーが選択された理由をわかっているように見えた。

このチームに勝つためには、今まで見せたことの無いプレーを決めて
勢いに乗り、普通の選手がミラクルな活躍(最高の集中をして)を
するしか無い。しかもアジャストされる前に一気に点差をつける。

その意味でジェッツは、若く活きの良いQB、RBが試合ごとに成長している
掴みどころの無いチーム。
完成されていいるが伸び代の無いコルツ、成長過程にあるジェッツの対戦。

ジェッツが何もできないか、
ミラクルジェッツがコルツを混乱に陥れて撃破するか。
試合の序盤で行方が決まる?
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2009 NFL プレーオフ アリゾナカージナルス 対 グリーンベイパッカーズ [NFL]

攻撃合戦となったこの試合。
前半はアリゾナの攻撃が、そして後半はグリーンベイの攻撃が
面白いように決まっていった。見ていて楽しいこの展開。
地元のアリゾナを、猛烈に追い上げるグリーンベイ。

手に汗握る展開は、最終クオーター、
とうとう追いついたグリーンベイだが、
アリゾナも次の攻撃でタッチダウンを奪う。

残り時間が着々と減る中、グリーンベイも取り返す。
しかし、この攻撃で時間を使いきれなかったグリーンベイは
同点に追いついたものの、アリゾナに攻撃の時間を与えてしまう。
アリゾナは1分に満たない時間の中で、QBワーナーはパスを通し
フィールドゴールレンジにたどり着く。残り10秒と少し。
しかし、なんと、キッカーは地元の真っ赤に染まった大観衆の
期待に、いや大きすぎた期待からか、軸足をほんの少し滑らせ、
なんと左に外してしまう。数秒残った時間をニーダウンでつぶし
後半が始まった時には思いもよらなかったオーバータイムに突入する。
スタジアムの空気は、不穏なまま。

そしてコイントスの結果はアウェイのグリーンべイがレシーブをとる。
アリゾナのキックオフはエンドゾーンに届き、20ヤードから、
グリーンベイの攻撃が始まる。

Ball on 20yard 1st Down 10
パス:いきなり真ん中のミドルレンジへのパス、レシーバーは
空いたが、オーバースロー気味になりパス失敗。

Ball on 20yard 2nd Down 10
この攻撃でゲインしたもののオフェンスファール、ホールディングで
10ヤード罰退。

Ball on 10yard 2nd Down 20
パス:スクリーン気味の体制から、ショベルパス、ランでゲイン。

Ball on 15yard 3rd Down 5
パス:アリゾナはブリッツをかける。
1人早いタイミングで抜けてきて 
QBのボールに手を伸ばす、
届いた手はボールを弾く、
こぼれたボールは QBの足の甲に当たり少し跳ねた。
もう一人抜けてきた LBの伸ばした手は
そのボールを掴む、
ここはエンドゾーンから10ヤード。
そのままタッチダウン。

追いついて、運も味方し流れに乗ったかに見えたグリーンベイは
攻撃していたのに
あっという間に、THE END。

そして赤く染まったスタジアムは、歓喜に満ちる。

崖っぷちから一瞬で、先のステージにに進めることになっらアリゾナ。

神様とは、なんと気まぐれか。

1stプレーのインターセプトから始まった試合、
攻撃が主題だった物語のラストは、守備が決めた。

劇的。
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