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無敵の用心棒を得た巨人は強い [野球]

2011シーズン、
落合さんが完成させた投手起用。
浅尾を投入する場面。
これぞ「ストッパー」。

野村さんと江夏さんに端を発する、抑え、の起用法。
当時、ストッパーと呼ばれたこの試合を終わらせる役目。
現代MLBで言うところのクローザー、試合を閉める人。

これの進化系。

場の空気を無視し、相手の勢いを止める、
ストッパー最強法。

落合さんの場合、名前で抑えられる岩瀬をクローザーに。
球の勢いで牛耳れる浅尾をストッパーにした。

落合さんの面白いところは、試合の山場を相手の打順を考慮して判断するところ。
その兼ね合いで、浅尾、岩瀬の登場が逆転することもある。
しかし基本は、止める浅尾、終わらせる岩瀬。

鍵はストッパーの浅尾投入のタイミング。

大変なのは浅尾、何せ出番がどこか、試合が進まないとわからない。
わかっているのは対する打者が強者であることだけ。
しかし昨シーズンの浅尾は、いつでも9割以上の発揮する術を身につけたかに思えた。
さすがに登板過多、しかも力の入る場面ばかりだから疲労は抑え以上。
抑えは、相手が諦めていたり、下位打線も大いにあり得るから、力をセーブできる。
しかし浅尾は力で行きたい、よって、さすがの浅尾も故障。


2012シーズン、
それを実戦しているのは原さんと山口。
the Stopper.
原さんが集中しているのは、山口投入のタイミングだけ、といっても過言ではない。
実のところ、抑えは西村でも、マシソンでもいいのだ。
ここで山口、そのタイミング、誰にどこでぶつけるか。
最近好調、高得点圏打率、代打の切り札、そこに山口。

それに応える山口の今シーズンは、脱力。
ストッパーにして力まない。それが安定と最小限の疲労に抑える効果につながっている。
そして、たぶんウォーミングアップも速いはずだ。

これはもう用心棒だ。
旦那、ここはひとつお願いします、無言で立ち去り、
相手の腕利きだけを片付けて静かに戻ってくる。

今シーズンの山口は、集中する術を会得している。
相手が誰でも、どんなタイミングでも、マウンドに上がると静かに集中できている。
真剣で向かい合うかのごとく。
次元が違う。
監督の絶対的な信頼もうなずける。

原さんは、クライマックス、シリーズを見据え、色々なメンバーを起用する。
チームの雰囲気に慣らし、試合勘も維持させつつ、そして全体的な緊張感も保ちつつ。
これで選手層を高く保ち、ケガなどのアクシデントにもレベル低下を最小限に保つことができる。

うん、今シーズンは決まりだ。
昨シーズンのホークスの上を行く強さを見せることになるだろう。

なんといっても、自身のスキャンダルにも動じることなく首位快走なのだから。
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ホークスにとってはアドバンテージの一勝より本拠地開催がなによりのアドバンテージ ダ [野球]


ホークス vs ライオンズ。
ファイナルシリーズ第三戦。

このファイナルステージの対決は、シーズン終盤のチーム状態から言えば、
順当な対戦、敗者復活戦としては良いカード。

しかし、今シーズンのホークスの日本シリーズい進出への意気込みは、
チーム全体、孫オーナーから、選手、スタッフ、球団職員、ファンまで隅々に
行き渡り、共有されていることをこのヤフードームでのゲームで見せつけた。
(個人的にはあのチャンピオンブルーは馴染めていないけど)

第3戦の試合を見ると、ホークスは最初からこのシリーズを 3 & out で
ライオンズを一蹴すると決めていた節がある。

それが、この第3戦の集中力溢れる両チームの攻防につながっていた。
後がないライオンズ以上にホークスの気持ちが入った素晴らしい試合。

杉内、涌井はさすがに立ち上がりは少々気持ちがカラ回る感じもあったものの、
集中力は高い状態で入っているので無失点で乗り切る。
守備も両投手の集中力に引っ張られて気持ちが入っている。
素晴らしいのは、それが9イニング途切れなかった事。
これは、球場の全体がある種のゾーンに入っているかの如き空間だったからか。

そして 10回試合は動く。
ライオンズは中島からの攻撃。この人が活躍できていればと思ってしまうが、
ボール球に手が出てしまう、打ちたい気持ちの空回り、三振。
次、中村剛也。
2011シーズンの打者といえばこの人。
141安打(.264)、48本塁打、打点116、長打率6割、三振134、盗塁4。
4球目の内角スライダーをファールでカウント 2-2 から、
5球目の内角ストレート(この日の杉内のこの球のキレと制球は美しかった)を、
これまた美しいスイングで、聳え立つヤフードームのライトフェンスにぶち当てる二塁打。
この打撃に今シーズンのこの人の技が、この人が凝縮されている。
この一撃は杉内に少なからずショックを与える。
被安打4、125球目の投球だがこの球には力もキレも十分に見えた。
今シーズン、この内角のストレートを完璧に運べる人は彼だけだ。

そして迎えるフェルナンデス。
実はショックを受けていたのはホークス全体だったのかもしれない。
その次の浅村も見据えて組み立てるのが常套手段、敬遠もあり得た場面。
初球は、アウトハイ、ここはお約束。カウント 1-0。
二球目、ここで投じたスライダーがストライクゾーンへ、これをフェルナンデスが捉える、
ストレートのタイミングで振り始めたバットでレフト線へライナーで運ぶ二塁打。
(この前の打席フェルナンデスは、インローの直球で3塁ライナーで打ち取られていた。)
ここまで張り詰めていた杉内、崩れ落ちる。

しかし、ここでホークスは沈むのではなく、上げてくる。
ここで沈んだらこれまでの繰り返し、勢いに乗ったライオンズに押し切られる。

その裏、ホークスは下位打線に向かう。先頭松田は、涌井が打ち取る。
次、キャプテン小久保。初球のアウトローのスライダーをセンター前に安打。
ここ一番で集中力を全開に、そして出塁のみを求めた打撃。今日決めるん ダ。
続く多村は、初球ランエンドヒットでランナーを進める。
二死二塁。つぎ、捕手長谷川、この試合2安打。
ホークスの層の厚さがここで効いてくる。まだ、松中、オーティスが代打で控える。
涌井ここまで被安打7、121球。長谷川と勝負。
インサイドにスライダーを集めて、カウント 1-2 。外に直球、2-2。
スライダーがインコースに外れて 3-2 。
ヤフードームの3万強の祈りの絶叫は、涌井の127球目のスライダーの制球を狂わせる。
左打者に向って曲がってくる、高さも、コースも真ん中に。
杉内の落胆を救うのは、救えるのは自分 ダ。
この思いを集中力に変え、つなぐん ダ、の気持ちを乗せてバットはスムーズにこの球を捉える。
同点。宙を彷徨う涌井の視線。

10回の攻防は濃密で濃厚で劇的。

すごいと思ったのは、この状況で杉内と涌井を継いだ、両ベテラン、金沢健人と、石井一久。
一気に行くところをきっちり抑える。この緊張感、そして球場の雰囲気を何も無かったかの如く、
今シーズンの成長株の浅村を、そして昨日の満塁弾松中を抑えた。何と言う心の強さ。
守る野手も浮き足立つこと無く集中力を保っていた。

語り継がれるであろうこの試合。
数字では、ダルビッシュ、田中だが、この試合の杉内、涌井はこの二人より輝きを放っていた。
そして数字通りだったのは、中村剛也と内川聖一。



ホークスの心配は、この試合が劇的すぎること、そしてまた試合間隔が開くこと。
この試合での達成感が大きすぎると次に気持ちが入れられない。
日本一を目標に、と言い続けていれば心配はないけれど、マスコミも含めてこのファイナルシリーズに
フォーカスしすぎている感がある。そこだけが心配。
杞憂であることを願いつつ、盾のドラゴンズ対鉾のホークスが楽しみ。
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2011プロ野球 [野球]


シーズン通りの戦い方、
よく言われる事。短期決戦でもそれが大事だと。

しかし難しいのは、そのチームのシーズン通りが何を指すかを正確に把握できているかが大事。

それがクリーンアップを固定することから来る安心感なのか、
ガンガン投手をつぎ込むのか、
臨機応変な戦い方なのか、
そして、そもそもカタチを作ることができたのか。

2011シーズンのジャイアンツは固まらなかった。
昨今のこのチームは、シーズン序盤まで試行錯誤を続けながらチームを作っていくスタイル。
その中で新しい選手を使い、打順を試し、投手の順も確定する。
そして選手のユーティリティ性も高めていく。
このやり方のポイントは、核がある事。
しかし、今シーズンは核が故障と不調で成り立たなかった。


スワローズはここ数年、シーズンの半分は絶好調、残りの半分は絶不調、
を繰り返している。で 2011シーズンは前半型。
そしてもう一つの特徴である、投手の故障。
このチームの投手はほんとうによく壊れる。例外は石井一久と高津臣吾。
指導なのかトレーニングなのか、何かを間違えているとしか思えない。
そして故障経験者の荒木大輔と伊藤智仁両コーチは、その原因を解明できないままコーチをしている。
(壊れにくいけど、好不調が激しいジャイアンツと対照的)
例外の二人が人の話より自分の考えキャラなのをみてもその思いは強まるばかり。
今シーズンは、もう誰もいない、状態だった。先発、中継、抑え全て。
本塁打王のバレンティンが後半働けない状態だったり、青木が並の選手になって、
宮本さんもフルでやるには体力的に厳しい。やっと固定できた川端が最後にケガ。
終盤の勝負どころでドラゴンズに勝てる気配なく負け続けた状態では、ここまでだろう。


ドラゴンズは、いつもどおり守りの野球。
でも2011ドラゴンズは、シーズン前に形を作るスタイルから、シーズンやりながら
チームを作っていくやり方にかえてきた。
打順、メンバーに特にこだわることはなくラインアップを決める。
調子を見ながらの起用。
投手も浅尾意外は調子を見ながらの起用。

その見極めにぶれがないから選手は気持ちを入れてプレーできている。
そしてこの戦い方は、短期決戦でも通用する。

落合さんとそのコーチたちははやっと今のNBPにマッチしたやり方を見つけ、
そして結果をだそうとしている。いや、出すだろう。
残念なのは、このやり方はチーム落合でしかやりきれないこと。

そして、守りのドラゴンズ対攻撃のホークス or ライオンズ。
どっちが来ても対照的なキャラの対戦。

ドラゴンズはセ・リーグには存在しないキャラのチームとの戦い位になるが、
ドラゴンズのキャラはファイターズに似ている、球場も似ている、だからやりやすいハズ。

よって、落合さんは不器用な人なので慣れない相手はうまくやれない、
ドラゴンズの日本一は無いだろう。
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交流戦をこんな風にしてみては [野球]


交流戦、そろそろ目新しさもなくなってきたので、こんなふうに変えてみてはどうだろうか。

まず、グループを分ける。
東(F, E, L, G, S, M) と
西(H, C, B, T, D,Bs)。
これに、独立リーグから各1、大学から各1を加える。
(差がありすぎるならば選抜という手も)

これを、2グループづつに分け、4チームの4グループ。
このチーム分けは前年度の勝率による。毎年変わる。

5月中旬から6月中旬くらいにグループ内で H&A でリーグ戦とする。
リーグ戦は DH制は無し。

そして韓国のプロ野球も、いつもとは違う組み分けでリーグ戦。
こちらもアマチュアも参加してもらう。これで計 6グループ。


そしてこのグループ1位とそれ以外で勝率の一番良いチームを加えて、
計4チームでトーナメントをやる。2先勝のH&A。 そしてチャンピオンシップ。
しかも、9月に。 火水木はこの戦い、金土日はリーグ戦。これはDH制。

東西のチャンピオン同士の決勝は、プロのフランチャイズ以外(持ち回り)での一発勝負。
この勝者はすなわちアジアのチャンピオン。


このフォーマットのウリは、

①プロだけではないオープン大会
②韓国も含んだアジアな枠組み
③リーグ戦後半に同時開催としてリーグ戦での球団格差を是正
④決勝を一発勝負にしてこれまでにない緊迫感、しかも中立地。

このリーグ戦との差別感があれば、盛り上がる事間違いなし。
(リーグ戦の試合数は少し減らすことになるけれど)

そして開幕前に、アジアチャンピオンと日本シリーズチャンピオンの試合もやれるし。



交流戦の名前に偽りなし!!
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Lions vs Fighters  at SEIBU DOME (Jul 2) [野球]

なかなか良い席での観戦。バックネット裏。
先発、L:涌井、F:武田(勝) は投手戦のはず、との思いで試合観戦。

涌井はボールが散らかって苦しい投球ながら、0スタート。
武田はらしい投球、ゆるいボールを効果的にというか、いっぱい使いLions打線を翻弄。

しかし、涌井は2回に早くも失点を喫する。
先頭の稲葉がカウント1-2からセンター前ヒット、続く小谷野もセンター前に運ぶ。
調子の上がらないホフパワーをレフトフライにとったのだがここで、稲葉が二塁からタッチアップで三塁へ、ここで左翼浅村からの早急の中継に入った遊撃中島の送球が走者稲葉のヘルメットにあたり三塁ファールゾーンを転々、の間に稲葉生還で先制を許してしまう。

そして、3回、1番からのFightersの攻撃、一死から初先発杉谷を四球で歩かせてしまう。
初球に盗塁を許し、一死二塁。3番糸井は次の投球を左前に運び、杉谷を迎え入れる。
更に、4番中田の初球に糸井も盗塁成功、しかも送球ミスの間に三塁に進む。
中田を歩かせて迎えるは稲葉。稲葉は2-2からまたもセンター前に運んで追加点、L:0-3:F。

その後は涌井も押さえて、7回の代打フェルナンデスの2点本塁打で追いすがる。
しかし、その裏先頭の杉谷に遊撃に内野安打を打たれる。そしてまた盗塁を許す。
糸井は打ちとり迎えた4番中田。1ボールの後の甘い直球を綺麗にセンター左に安打を許しせっかく詰めた点差をまた開かれてしまう。磐石のリリーフ陣を要するFighters相手には厳しすぎる失点。

3位から日本一になった時、あれは勢い、熱さでたどり着いた結果だった。
しかし、この試合は熱さを感じなかった。
このチームの選手の能力は素晴らしい、特徴というか自分の売りを持っている。
それは、あの常勝軍団と呼ばれていた時から変わらない。

では何が違うのか。

プロ意識。

長丁場のペナントレースの全試合に、本気で取り組めるのか、集中力を高いレベルで維持できるのか。

かれらの能力を以てすれば、優勝争いはあたりまえのはず。
しかし、そうなっていない。
気持ちがのりきらない、熱さが足りない。
プロとは、気持ちで集中力を下げない、気持ちで更に集中力を高められる。

Fighters は基本集中力は高め、そして「ここ」という時にチームで集中力を上げられる。
この差が試合の結果に繋がっている。

稲葉が、左翼飛でも悪い体制でキャッチすると見るや二塁からタッチアップ。
初先発の杉谷に盗塁のサインを出し、この成功をスイッチにして一気に攻める。
集中し、隙を突き、あっという間に得点する。
面白いのは、Fightersは応援もチャンスにはチャンスの応援をして選手とともに攻めるところ。
どんな場面でも同じ選手に同じ応援の Lions とはこのあたりも司式が違う。

常勝Lions を見るような試合運び。
大事なところでは走者を返す意識での打撃の中田が清原に見えてくる。

この Lions と言うチーム、どうも大人になれない。というかプロになれない。
ここを打破するのは、大変。気持を鍛えていくことが実は一番難しい。
しかし、一度その集団の意識が上がれば、そこに参加することで高い意識が伝播する。
(低い意識の伝播は更に早いところが怖い)

ノリノリの野球は面白い。面白いが、ペナントを取るのは難しい。
もちろん、日本一を目指すなら、クライマックスで勝つための戦略を描き、
気持ちのピークを持っていけば可能かもしれない。
はたして、Lions はどこに向かっているのだろうか。


観に行く人にとっては、どんなファンサービスよりもまず、
いつもきちっと試合をする Fighters の方が応援のしがいがあるのは確かだ。

DSC01520.jpg
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2010 中日ドラゴンズ監督落合博満 [野球]

勝つことが最優先
落合監督の常套句。
モウリーニョさんも同じことを言う。
周りに言われていることも大筋同じ。勝ちはするけど、面白くない。

落合監督は2010日本シリーズ前に、「野球の面白さをお見せする」
といった趣旨音発言をしている。

賛否両論、いや批判のほうが多いのだろう。

何が面白かったかというと、あの時間に野球の中継をしていると視聴率が取れるという事実。

もうひとつの野球の有料コンテンツの甲子園の高校野球大会。
その高校生チームに類似する作戦のプロ野球。
つまり、勝つことが最優先の采配とプレー。

プロが勝負に出ずに固いプレーをすると、試合は膠着する。
これは、当たり前といえば当たり前の事実。
プロスポーツの面白さは、その膠着を打開するための勝負をどこでどうやってかけるのか、
そしてその勝負の経過と行方、そこに尽きる。
野球は、一対一の勝負、投手対打者というシーンがあることで
その勝負が分かりやすく見るものに伝わるところが、魅力なのです。
そして、それを興業として魅せるということは、勝負を捨てているということを見せてはいけない。

故に、落合博満は、高校野球の監督としてはオーナーに好まれるし、
同じく、万年Bクラスチームで優勝争いをさせる、といった状況下では適任と言える。
強豪チーム、つまり勝つこと、それ自体では魅力とならないチームにとっては不似合いなのだ。

その意味で、ドラゴンズというチームは微妙な立ち位置になる。
勝つだけでは満足できないようなメンバーかと言われればそうでもない、
かと言って、チームが万年Bクラスかというと落合監督の采配で優勝争いをしたりする。
落合監督の色に合っているといえば、まあ合っている。
ということは、ドラゴンズのシーズンを任せることは合っているのだろう。結果も残しているし。
日本シリーズは別だけど。

じゃあ、なんでこうなったのか。

結局、見せることができる両球団、TとGが自滅したことに尽きる。
調整、モチベーション、そして首脳陣の迷い。本質的にはこっちの罪のほうが断然重い。
その結果、気がつけば固いドラゴンズが残っただけなのだ。

さて、そのドラゴンズはなんで、マリーンズに勝てなかったのか。

落合監督は、「日本シリーズは3つ負けられる」と本気で言った最初の監督だと思う。
監督という立場でこの言葉を吐くのは、負け惜しみと選手をリラックスさせる目的であり、
戦略としてこれを、公の場で吐いた監督はいないはずだ。
一人競技ならいざしらず、チームスポーツで本気で負け試合をして、
気持ちを勝ちに繋ぎ続けられるチームを作ることは、現代では不可能だろう。
全試合を本気で勝ちに行って、それでも2敗、3敗するのが日本シリーズ。
なんたって、心身ともに疲労はたまり、気力もギリギリの時期なのだから。

そして、なによりプロの興行、しかも日本シリーズでで捨て試合は背信行為だ。
そんなやり方に、野球の神様は決して微笑まない。
なぜか、本人が野球を職業として捉え、勝つことが任務という価値観がそこにあるから。
野球を好きであることこが、オーナーの、GMの監督の絶対条件であってほしい。

モウリーニョの試合もそうだけど、落合さんの試合はニュースのハイライトで試合を
伝えきれそうな展開、ハイライトと試合の見所が同じになってしまう。
モウリーニョの試合は、それでもスターが個人技を見せる瞬間があるからまだ良いけど、
ドラゴンズの場合、このシリーズではそんな存在はいなかった。

メンバーがみんながみんな、玄人好み、シブすぎ、分かりやすい人がいない。
落合さんが言う面白さは、つまり玄人向け過ぎるわけだ。
(落合さんの現役時代も振り返ればそうだったなぁ)
世の中そんなにマニアックに野球の技術に注目している人は少数派。
興業というものは、そんな少数派だけををターゲットにしていては成り立たない。
だれでも(一見さんもマニアも)楽しめないと。
その意味で常勝時代の西武ライオンズは秋山、清原、デストラーデ、工藤、渡辺、郭泰源、東尾
を要して高い次元で両立していた。観ていないけどたぶんV9のYGも。固い監督でもやれるのだ。

ドラゴンズを今の強さに持っていったのは、間違いなく落合監督だしすごいと思う。
しかし、ドラゴンズを次のステップに持っていくためには、そして日本のプロ野球の
レベルをアップするためにも、そろそろ次の人材に渡すときなのだと、このシリーズを見て強く感じた。
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プロ野球革新案 [野球]

アジアという枠での再編
もう国内でどうのという時代ではない。野球も海外進出しないと
国内だけでは先がない事は火を見るより明らか。
見たくはない現実だけど。

国内はリーグの再編。
パシフィック、セントラルという意味のない区分けはやめて、
移動などの負担も考えれば、地区でわけたい。

そしてアジア統合。
そして2リーグ作る、名前は、まだない。
リーグAに、日本の1地区と、韓国の1地区、台湾
リーグBに、日本の1地区と、韓国の1地区、日本1地区
日本の国内を拡張して3地区とする。
この場合、社会人チームを集約して中地区を作る。
東は東京、中は大阪・名古屋、西は広島、福岡を中心のイメージ。
各地区、5チーム。

もちろんアジア内に外国人枠は適用しない。
外国人枠は、MLB経験者枠は設けるが、それ以外、例えば欧州やロシア
南米、インドなどからの選手は枠を設けない。
そのかわり贅沢税の制度でアジアの球団にお金が流れるように。

この状態でインターリーグをホーム&アウェイ。

プレーオフは、リーグ2位の最高勝率も入れて、トーナメント、
両リーグの勝者がアジアシリーズでアジアチャンピオンを決める。
もちろんホームアンドアウェイで。

3~4年の間に中国での野球リーグを立ち上げて拡張。

その他、アジア各国の代表チームでリーグ戦を行って、プレーオフへの出場権を
与えることでアジア各国での野球発展を促進するのも必要。

今のプロ野球機構の成功体験に固執する長老の方々は退席いただいて。
というより、アジア野球機構を発足して、取り込んでしまいたい。

このアジアリーグが反映すれば、MLBのチャンピオンシリーズがワールドシリーズの
看板が不相応になる。その時本当のワールドチャンピオンシップシリーズとなり、
日本の球団が真の世界一になる時が来る。
そうすれば、孫さんの夢、野球で世界を、が現実になる。
孫さん、この改革実行していただけませんか?
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スポーツも結果が大事だけれど [野球]

確かにシーズンの試合数が多いから
全試合選手が全力、熱い試合ってワケにはいかない。
とは言っても、試合の結果だけで野球を楽しむのは勿体無い。

そりゃ、仕事してりゃ毎日2時間3時間、しかも6時から観られるわけもない。
(6時に終わる相撲はもっとすごいけど)
テレビ(地上波)でもやらない、途中で終わる。

スポーツニュースでハイライトだけ、ニュースでハイライトだけ、携帯で結果だけ。
まあそれでも、贔屓のチームがあれば楽しめたりもする。
でもねぇ、それってどうよ。

やっぱりゲームの頭から、最後まで見たら面白いですよ。
ハイライトでは見られない、良いプレー、ぼんプレー、気持ち、流れ、
シーズン通しての、紆余曲折、なんなら自分が初めて見た頃からの紆余曲折、
チーム創世記からの紆余曲折、自分なりのストーリーで楽しみたいもんです。

嬉しいかな、哀しいかな、世の中に楽しみは盛りだくさん。
それを、あっちゃこっちゃと追い始めたらもう、てんてこ舞い。

その上、世の中の流れは早く、そして厳しい。

いやほんと、大変ですよ。

じっくり、ゆっくり、なんてほとんど絶望的。

野球も、各球団が放送局を持ってやっていくしかないのでは。
自球団の試合は全試合、ノーカットで放送。
その他の時間は、チームの情報、練習風景、インタビュー、過去の試合、
試合前後のインタビュー、各選手の紹介VTR、全試合のハイライト、やれることはいっぱいある。
まずは、球団のブランド力アップを、そしてファンをがっちり確保すべし。

このまま、いまの野球のスタイルを、成功体験から抜け出せずに続けていると
本当に、数年後にはマイナースポーツになってしまう。
それは、つまり MLBのマイナーリーグ化を意味してしまう。
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2010 元スワローズ [野球]

筆頭は、今年も
ラミレス(G)かな
稲葉(F)はコンスタント
ペタジーニ(SH)まさかの復帰
石井一久(L)はらしい内容
岩村(P)はまさかの大スランプ
藤井秀悟(G)もまずまず
ゴンザレス(G)ローテーションだったけど
五十嵐(NYM)は、来シーズンかな

吉井理人(F)投手コーチもまずまずかな。
尾花(BS)監督は、ねぇ
渡辺(L)監督もちょっと在籍、でも失速は、S譲り?
グライシンガー(G)はケガがねぇ
弥太郎(F) もうひとつ
ラロッカ(B) 42試合出場ですか
小早川さんの解説は、、、、、
古田さんも、、、、

近いうち、青木くんはMLB かな、そしてこの中に。
取ってくる外国人にハズレが少ないスワローズ、
NBPの外国人スカウトそして、実戦確認まで代行している??
オマリーあたりからかな。
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2010 200本安打 [野球]

まずは、数字から

青木宣親 マートン 西岡剛
打席      667 668 692
打数      583 613 596
安打      209 214 206
打率      .358 .349 .346
出塁率    .435 .395 .423
得点       92 91 121
本塁打      14 17 11
長打率    .509 .499 .482
打点      63 91 59
三振      61 70 96
OPS     .944 .894 .904
チーム     4位 2位 3位

優勝争いをしながらの、そしてチーム2位の原動力、1番でもそして3番でも
貢献したマートン、この人の214本はさすが助っ人。

西岡は、チームのリードオフマンをシーズン通じてやり遂げた結果
積み上がった素晴らしい数字だ。
得点121は、彼が出たら返すぞ、という雰囲気をチームにもたらした結果。
(感覚としては良い投手の多いパ・リーグでの数字は重みを感じる)

数字が一番素晴らしいのは青木。
出塁率 .435、OPS .944、長打率 .509、三振 61。

2007年シーズンのラミレスの204安打は、この年神宮が本拠地とはいえ
本塁打29、打点121、打率.343 チームは2位という成績を伴っての記録。
マートンの今シーズンの数字は、これ以来の右打者で足の早くない打者の安打記録。
このあたりは、青木、西岡とのキャラクターの違い。

望むべくは来シーズンも同等以上の活躍を見せて欲しいなあ。
そして、もう少し良い投手が活躍する状態で。


記録は、それ自体が絶対的なもの。優劣は無い。
明日のは、それを残したシーズンに放った輝き、ファンに与えた印象、インパクト。
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